医学部へ現役合格を果たすには勉強することの価値と意味を見いださせる

医学部へ現役合格を果たすには勉強することの価値と意味を見いださせる

「勉強しなさい」とうるさく言うだけでは意味が無い


医学部に現役合格しようと思えば、起きている時間の大半を受験勉強に充てるくらいの生活をする覚悟が必要です。お子さん自身も、そのことは頭ではよくわかっているはずだと思います。

でも、友達とも遊びたい、ゲームをしたい、テレビも見たい等々、勉強以外のことで時間を浪費してしまうことも現実にはあるでしょう。

そんな子供の姿を見ていると、親としてはつい「勉強しなさい」とうるさく小言を言ってしまいがちですが、「勉強しろ」と無理やり勉強させようとしても反発心を招くだけで、逆に勉強が嫌いになってしまいます。

だからといって、何も言わずに放任しているだけでは、勉強しない子はしないのでさじ加減が難しいところです。

子供が自発的に勉強に向き合うようにするには、親が子供に「勉強する意味」と「勉強することの価値」を伝えて、納得させることが必要になってきます。

医学部に現役合格する子の傾向として、幼少期から勉強することが苦ではなかった子が多いように思います。勉強を一種のゲームのように捉えていて、参考書はゲームの攻略本のようなもの。

つまり、受験勉強は、攻略本を見ながら難問を解き進めていく、年に1度だけクリアできる壮大なスケールのゲームで、自分はそのゲームの主人公として楽しみながら取り組んでいるというイメージです。

勉強がネガティブな動機でイヤイヤ取り組む苦痛なものではなく、それ自体を楽しいと感じられるものになったら、しめたものですよね。

勉強をした先のビジョンを具体的にイメージさせる


何のために勉強するのか、医学部に入ってどうなりたいのか、お子さんには勉強をした先のビジョンを具体的にイメージさせましょう。そのためには、親自身のリアルな経験談としてかつて大学進学で失敗したことや、やって良かったと思う実体験など、機会があるごとに子供に伝えるのが効果的です。

「ここで頑張って勉強すれば、将来の選択肢が増える」
「医学部に合格して医師になれたら、将来の収入に大きな違いが出る」

といったことはもちろん、

「人から羨まれるほどの理想的な恋人ができる、やたらとモテる」

といったことまで、本人にとって確実にモチベーションアップとなるようなイメージをするのです。

多少の幻想や妄想が入っても構わないので、受験勉強を頑張った先に見える世界を具体的に描けるよう、アドバイスしてあげましょう。

子供は親の影響を大きく受ける


子供は、親の姿を本当によく見ています。良くも悪くも親の影響を大きく受けるので、子供にばかり勉強させて、両親が自堕落な生活を送っているようでは全く説得力がありません。

ストイックすぎて息が詰まるような生活までは必要ないですが、子供の良きお手本となれるよう努力しましょう。子供が自然と真似たくなるような生き方を、親の背中で示すことができれば、まさに理想的ですね。

そして「勉強して医者になることだけがすべて」という考えに子供が陥らないように色々な可能性を示して上げることも親の努めです。
医学の道を目指す子供が「勉強以外から刺激を受ける事の重要性」に関しては別の記事で解説しているので、読んでみて下さいね。

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