医学部受験に向けて見直すべき生活習慣とは?【家族の協力が必要】

医学部受験に向けて見直すべき生活習慣とは?【家族の協力が必要】

医学部の受験へ向けて生活習慣を見直す


医学部受験をする受験生にとって、勉強への集中力を保つには、本人の努力が何より大切なのはもちろんですが、家族全員で協力して受験勉強に集中できる環境づくりをサポートする態勢が欠かせません。母親の立場としては、最も心がけたい点ですね。

家族それぞれのライフスタイルを尊重しつつも、受験勉強を妨げるような生活習慣は見直すべきです。食事や睡眠など基本的な生活習慣を見直し、家族の皆が健康的な暮らしを実践することで、間接的に応援することになります。

私は自分が医師を目指したものの医学部に入れず、看護師の道を選びましたが、医療従事者として働いた経験から、受験勉強には日頃の生活習慣がいかに大切かを痛感しています。

高校生にもなれば、食事や睡眠、入浴時間など、親の言うことをなかなか素直に聞かずに好き勝手にしがちな年齢ではありますが、いくらうるさがられても、口酸っぱく言い続けるのも、母親の大切な役目なのだと思っています。

スマホやTVなどの雑音は排除する


受験勉強の妨げになる代表的なものといえば、やはりスマホやTVなどの雑音です。

いったんスマホを触り始めると、

  • LINEの返信が気になったり
  • ほんのちょっとの気分転換のつもりで遊んだゲームがやめられなくなったり
  • YouTubeを見たり

ついつい時間の浪費をしてしまいます。受験生本人が自覚して、テレビやスマホからできるだけ遠ざかるのはもちろんですが、家族が触っている音も耳障りとなります。

例えば、家族の誰かがテレビでプロ野球やサッカーなどスポーツ中継を見ている時など、観戦に熱が入って思わず歓声を上げたりしがちですよね。

また、長電話の声も静かに勉強している時には、気が散る原因となります。勉強の邪魔にならないよう、リビングでの雑音にはくれぐれも気をつけましょう。

我が家は次男が海外留学中なので、私と夫が気を付けるだけで良かったのですが、兄弟姉妹や祖父母など同居している家族が多い場合、室内での雑音には家族全員で配慮しないと効果がありません。

それぞれの家庭の住宅事情もありますので、難しい問題かもしれませんが、できる限り協力する雰囲気づくりをしてあげましょう。

健康的に過ごせるように良質な食事を心がける


受験生は夜遅くまで勉強することも珍しくありません。塾や予備校に行く前の間食や帰宅後の夜食として、カップラーメンやレトルト食品、スナック菓子を食べたくなることもあるでしょう。ストレスが溜まらない程度に、たまに楽しみとして食べるくらいならアリですが、日常的にそういう食生活が慢性化するのは危険です。

また、夜遅くに消化の悪いものを食べると、睡眠の妨げになり、朝スッキリと起きられず朝食抜きで学校に行くなど、悪循環になりかねません。

朝食抜きは、大切な脳のエネルギーが不足した状態で登校することになるので、NG習慣です。

学校でしっかり勉強するためには、ブドウ糖や炭水化物の働きが欠かせません。朝から脳がしっかりと働くよう、朝食をきちんと摂って出かけましょう。

人間の体は毎日食べたものから作られています。食生活が乱れると、集中力がなくなったり、風邪を引きやすくなったり、受験勉強にとってマイナスとなる状態を招いてしまいます。

偏食せず、栄養バランスを考えた良質な食事を心がけましょう。どうしても夜食が欲しい時には、雑炊などなるべく消化に良いものを選ぶようにすることをおすすめします。

疲れを取るためにしっかり入浴する


お風呂の中でも参考書を読んだりして、勉強しているという人も時々いますが、ずっと勉強ばかりしていると、手足や首・肩など体が硬直して緊張状態が続くことになります。

交感神経が優位な状態が続くと心身のバランスを崩すので、気分転換や疲労回復という意味でも、入浴はとても大切です。

シャワーだけでザッと済ませるのではなく、しっかりと湯船に浸かるようにしましょう。入浴剤などを使うのもおすすめです。
入浴することで血行が良くなり、心身のデトックスもできますよ。

睡眠の質を上げる


昔は、「四当五落」などと言われた時代もあり、4時間睡眠を実践したという世代もあったと聞きます。でも、今の時代は違います。しっかりと睡眠を取らないと、脳は記憶することができないということがわかっていますので、寝不足は受験勉強にリスクとなります。

そして、ただ単に睡眠時間を確保すればいいというわけではなく、睡眠の質を上げることが大切です。寝る前にいつまでもスマホを触っていると、ブルーライトの影響で寝付きが悪くなります。

勉強中に眠くならない目的で飲んでいるコーヒーなどカフェイン入りの飲み物は、飲むタイミングによっては眠れなくなることもあるので注意しましょう。

眠い時にはガムや飲み物で無理やり眠気を飛ばして勉強せずに、思い切って寝ることも大切です。そういう時は、ダラダラと長く寝るのではなく、睡眠時間が短くても頭がスッキリするような、効果的で質の高い睡眠を取るように心がけましょう。

医学部の受験は親の協力も不可欠です。ここで紹介した食事などの体調は医学部予備校の寮でも徹底管理されています。
その他にも、受験勉強に最大限集中できるための環境が整えられていますよ。

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