家庭教師をつけて医学部を目指すメリットとデメリットとは?

家庭教師をつけて医学部を目指すメリットとデメリットとは?

家庭教師をつけて医学部を目指すメリット


医学部を目指す受験生の勉強方法のひとつに、家庭教師をつけるという選択肢があります。

これから難関大学や医学部を目指すお子さんにとって、マンツーマンで指導をしてくれる家庭教師は、とても頼りになる心強い存在です。

ここからは、家庭教師をつけて医学部を目指すメリットについて解説します。

自分の能力や学習進度に合わせて進めることができる

家庭教師は塾や予備校と比べて、講師と生徒の距離がとても近いです。まるで兄や姉のような感覚で、身近なロールモデル的な存在として、親身に寄り添って教えてくれます。

集団で受ける授業とは異なり、一人ひとりの能力や学習の理解度に合わせた、自分に最適なスピードで学習を進めていくことができます。

時間の融通が利く

塾や予備校の場合、授業を受けるためには、あらかじめ決められた曜日と時間帯に合わせて、自ら校舎に通う必要があります。学校の授業や部活などの予定との兼ね合いで、決められた曜日・時間帯に通うのが難しい人もいるでしょう。

その点、自分の予定に合わせてもらえる家庭教師は、曜日や時間を固定する必要がなく、時間の融通が利くのが大きなメリットです。

慣れた環境で勉強に集中することができる

家庭教師は、文字通り家庭が学習場所です。先生に自宅まで来てもらえるので、お子さんにとって慣れている普段の環境で勉強に集中できるのは、何よりの安心感となります。

塾や予備校に通うための移動中の心身の負担や、人間関係での悩みやトラブルとは無縁です。

また、室温、物音、景色、トイレなど環境が変わることによってストレスを感じる心配がありません。自宅で好きな飲み物を飲みながらなど、リラックスした状態で教えてもらうことができます。

特に繊細なお子さんにとっては、メリットが大きいでしょう。

家庭教師をつけて医学部を目指すデメリット


家庭教師をつけて医学部を目指すのには、メリットばかりではありません。デメリットもいくつかあるので、メリットとデメリットをよく比較したうえで慎重に選ぶことが大切です。

ここからは、家庭教師をつけて医学部を目指すデメリットについて解説します。

緊張感に欠ける

家庭教師の場合、家庭で勉強を教えてもらうので、自宅というお子さんにとってあまりにも慣れきった環境であるがゆえに、どうしても緊張感に欠けるという面が否めません。

自宅には安心感やリラックスという良い面ももちろんあるのですが、環境を変えることで勉強のスイッチが入りやすくなるといった、メリハリをつける効果が期待できないのはデメリットとなりがちです。

塾や予備校は、お子さんにとって多少の負荷がかかる環境であるかもしれませんが、適度な負荷や緊張感はむしろ受験勉強においてはプラスに働き、入試本番への良いトレーニングとなる部分が大きいという考え方もできます。

あまりにも緊張感がなさすぎる環境は、受験生にとって決して望ましい学習環境とは言えないでしょう。

家庭教師と相性が合わない場合がある

家庭教師は教師と生徒の距離が近いからこそ、やはり相性が重要なポイントとなります。

単に学力的に優秀なだけでは、良い先生とは言えません。性別、性格、趣味など、お子さんの個性に合った相性の良い先生に担当してもらってこそ、お願いする価値があるというもの。

年齢が近いことで打ち解けやすく、良い意味で慕う関係であればいいのですが、異性の場合だと恋愛感情が生まれたりセクハラなどが起きないかなど、親としては何かと心配ですよね。

家庭教師との相性が合わない場合は、距離の近さが逆効果となってしまい、伸びるはずの学力が伸び悩んだり、ストレスを感じてモチベーションが上がらない原因となることもあり得ます。

相性が合わなかった場合に、別の先生を探すとなると、また一から信頼関係を築いていかねばならず、見つかるまでの時間的ロスも発生します。先生との相性問題は、デメリットとなりがちです。

家庭教師の都合でキャンセルもありうる

家庭教師をつけるメリットとして時間の融通が利く点を挙げましたが、逆に言えば家庭教師側の都合で突発的なキャンセルとなるケースもあり得ます。

塾や予備校なら、代わりの講師が担当するなど、基本的に授業に穴を開けられることはありませんが、家庭教師の場合は個人的な事情によるキャンセルのリスクがつきものです。

たとえやむを得ない理由でのキャンセルであっても、貴重な学習機会が減ったり遅れたりしてしまう点は、やはり親の立場からするとデメリットだと感じてしまいますね。

家庭教師をつけるなら現役医学部生の先生がおすすめ


医学部を目指すお子さんのために家庭教師をつける場合、医学部を卒業した社会人の先生はとても少ないので、現役の医学部生に依頼するケースがほとんどです。

超難関の入試を突破して医学部に合格した医学部生は、当然ながら学力が高い優秀な学生です。現役医学部生は、基礎から応用までポイントをしっかりと押さえて学んできた自らの経験を踏まえ、難しい問題でもしっかり教えてくれるはずです。

医学部について詳しく、受験や進路に役立つ情報も提供してくれので、医学部を目指すお子さんにとって、とても頼りになる存在でしょう。

ただし、医学部の先生にはデメリットもあります。小さい頃から勉強が好きで得意だった人が多いため、勉強が苦手な子供の気持ちを理解しにくいという面があります。

「こんなことも理解できないようでは、医学部なんて諦めた方がいいよ」といった、モチベーションを下げるような言葉を悪気なく言ってしまいがちです。

家庭教師のバイトが「割に合わない」と感じたら、あっさりと担当を降りがちというドライな傾向も見られます。

そういった点も頭に入れたうえで、ぜひお子さんの性格や目標に合った家庭教師を選ぶ参考にしてみてくださいね。

家庭教師にはない医学部予備校ならではのメリットももちろんあります。医学部予備校に通うべき理由はこちらで紹介しているので参考にしてみてください。

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