何歳から勉強を始めるべきという明確な答えは無い
医学部を目指すのなら、もちろん早くから医学部受験を見据えて勉強を始めるに越したことはありません。ただ、何歳から勉強を始めるのが良いかについては、明確な答えがあるわけではなく、幼少期からいわゆる英才教育をしたからといって、絶対に医師になれる保証などどこにもないのです。
逆に、あまりにも小さい頃から始めすぎて、途中で息切れしてしまっては元も子もなくなってしまいます。早すぎるのも考えものかもしれませんね。
とは言うものの、中高一貫校への進学を視野に入れている人なら、小学校3~4年生くらいから進学塾に通って中学入試に備えている人が多いです。もっと早く、小学校のお受験から始めている人も珍しくありません。
医学部受験を目指す人の多くが中高一貫校への進学を視野に入れる大きな理由は、先取り学習のカリキュラムが組まれていて、医学部受験に都合が良い点が挙げられます。また、公立校と比較して、周りに医学部志望者が多く、学習環境が恵まれているという面もあります。
勉強をコツコツ積み重ねていくことが一番大事
一人前の医師になるためには、医学部に入学してから約10年かかります。
つまり、医学部に合格するのは、医師へのスタートラインに立ったばかりということです。
なので、医学部に合格した時点で、燃え尽き症候群のようになってしまっては本末転倒ですよね。道のりが長いからこそ、長期戦に耐えられる持久力が必要になってきます。
医学部への進学は高1~高2の過ごし方でほぼ決まる
医学部への進学を目指す人にとって、高1~高2の時期をどのように過ごすかはとても重要で、この時期の過ごし方でほぼ決まると言っても過言ではありません。
医学部受験に限った話ではないですが、大学受験において数学と国語、英語の基礎的な学力は、全ての基本になってきます。
もし、少しでも不安がある人は、中学の英語と数学の復習も含めた勉強を徹底することをおすすめします。
医学部予備校に通えば、医学部受験に必要な学力を効率的に学べます。医学部予備校の選び方についてはこちらでも解説しています。
医学部進学を目指す高校生がやるべきこと
医学部進学を目指す高校生は、どんなことをすれば良いのでしょうか。ここからは、具体的なポイントをお伝えしていきます。
早めのペースで勉強を進めるように心がける
高校では、自ら進んで「先取り学習」をする姿勢が、医学部進学を目指す重要な鍵となります。
もし、勉強のペースが遅れると、センター試験や二次試験等の対策に遅れが出てしまうからです。
学校のカリキュラムよりも早く、常に早め早めの先取り学習をクセづけることで、医学部進学に特化した学習の時間を確保しやすくなります。ぜひ早めのペースを心がけて取り組んでください。
予習と復習は欠かさずにやる
医学部に合格する人は、ほとんどが幼少期からずっと勉強する習慣を継続してきています。
もちろん、勉強に集中していない期間も多少はあるでしょうが、学校の勉強すらしないといったことはなく、最低限の勉強をしているのが当たり前の状態になっています。
日頃の予習と復習は欠かさずに続けましょう。
1日も勉強しない日を作らないようにする
医学部受験は、とにかく長期戦です。一日一日の地道な勉強の積み重ねが、ものを言います。適度に息抜きやリフレッシュをする時間はもちろん必要ですが、いったん休みグセがついしまうと、人間は楽な方へと簡単に流されてしまいます。
とにかく「全く勉強しない日」を1日も作らないようにするのが秘訣です。
日によっては、短時間になる日があったとしても構いません。必ず毎日勉強することを習慣化して、医学部合格へと一歩ずつ着実に進んでいきましょう。