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2006年の夜に口笛を吹けば


2006年12月17日 ライブ速報

 土曜日の夜、当北大通店2階 喫茶部ラルゴにおいて行われた 湯川トーベン(Gt、Vo)with 永原 元(Per)のライブ、 これがたいへんすんばらしかった!!
 歌とギターと太鼓とおはなしが絡みあって、最高にリラックスできる祝祭の場が生まれていました。
 こちとら終始、顔がにやけっぱなし。お二人のエンターテイナーぶりに脱帽です。
 アンコールで歌われた日本語歌詞の「ライク・ア・ローリング・ストーン」は、 この日を締めくくるのにふさわしい熱い1曲となりました。
 心に響く一夜をありがとう!!

 ラルゴでは、トーベンさんのサードアルバム『そら』を販売しています。
 10曲入り2,000円。

お二人のウェブサイトはこちら。
ぜひぜひどうぞご覧になって。

湯川トーベン ウェブページ
永原 元 ウェブサイト


2006年12月11日 ジョン・ディクスン・カーを読まなかった男

  札幌の強盗未遂 会社員の男逮捕

 九日未明、札幌市豊平区で起きた強盗未遂事件で、 札幌豊平署は同日、強盗未遂の疑いで、 札幌市豊平区X町XのX会社員K子T一容疑者(二四)を緊急逮捕した。
 K子容疑者は九日午前四時ごろ、札幌市豊平区平岸一の二の路上で、 帰宅途中の同区内の女性会社員(二四)を羽交い締めにして、顔を数回殴り、 「殺すぞ」などと脅し、バッグを奪おうとした疑い。
 K子容疑者は容疑を認めている。
 同署によると、現場に残された靴跡を数百メートルたどって、K子容疑者を割り出したという。
 (北海道新聞 2006年12月10日(日)朝刊より一部伏字)

 釧路の街も、先週土曜日の深夜にようやく積もるくらいの雪が降りました。


参考文献:カーター・ディクスン『白い僧院の殺人』(創元推理文庫)


2006年11月28日 人類の子供たち

 公開中の映画『トゥモロー・ワールド』。
 安っぽい邦題とSF大作風の宣伝とで敬遠している向きがいるかもしれませんが、 たいへん魅力的な作品です。
 人々が疲弊し、街頭テロが頻発する2027年のディストピア社会イギリスが舞台。 劇中の都市や農村は、20年後でありながら近未来風の意匠が極力抑えられ、いまの風景を写しとったよう。
 意匠面にとどまりません。
 詳述は控えますが、これは正しく「現在」を描いた映画。SF物は一寸……という及び腰の方こそ潜在的な観客です。
 物語と連動した超絶技巧の長廻し。
 終盤の本格的な市街戦。
 目を瞠る画面が次々あらわれます。
 戸外の繊細な光もよく捉えられていました。
 戦場での群像劇の構築にはまるで興味がないらしい『父親たちの星条旗』の 「平板」な作りに戸惑った人も(オレのことだ)、本作が描くいくつもの死には心を動かされることでしょう。
 なぜか予告編では無視されていますが、マイケル・ケインがお好きな方もお見逃しなく。 ロック漬けのヒッピー老人を愉快に演じています。
 「登場するイヌやネコが人類の不幸ぶりと対照的に幸せそうなのが面白い」という 佐藤哲也の指摘も引いておきます。

 ここからは、火の見櫓研究会のおはなし。
 準会員のIさんが釧路未公開の映画『フラガール』(追記:来年1/6より釧路でも公開するそうです) に、火の見櫓のカットがあったと報告してくださいました。
 常磐ハワイアンセンター(現:スパリゾートハワイアンズ)を立ち上げた炭鉱町の実話を基にした、同作の時代設定は昭和40年。 櫓は町のシンボルとして、画面に召喚されていたそうです。
 T会長は、『男はつらいよ』の5作目に火の見櫓がうつっていたといいます。 その作品「望郷篇」は、昭和45年の公開。 店の寅さん本で調べてみると、ロケ地は、札幌、小樽、浦安とあります。
 以前、当欄で高橋英樹が櫓に上る『けんかえれじい』について記しました。 いまは姿を消してしまったであろう各地の櫓も、映画の中ではその勇姿をとどめているようです。


2006年11月6日 火の見櫓研究会は報告する

 11月5日、当研究会(略称ひのけん)は、会の研究対象である火の見櫓を求め、厚岸方面を初めて探索した。
 参加者は、会長Tと賛助会員Kの2名。
 見つけた櫓は2本であった。
 以下、その経緯を簡単に報告したい。

1.厚岸消防団第2分団門静班の火の見櫓(厚岸郡厚岸町門静)

 「門静班」の看板が掲げられた車庫風の建物の裏に立っていた櫓。
 赤く塗られており、骨組みは華奢。3本足。半鐘なし。
 写真を撮っていると車が2台停まり、消防隊員と思しい人々が建物のシャッターを開け始めた (消防車が1台、格納されているのを確認)。
 後々の研究に差支えがあっては困るので、「火の見櫓を写しているんです」と、にこやかに説明する。 かえって怪しまれたかもしれない。
 この後、厚岸町内のそこかしこで消防車が走り回っているのを見かけた。 もちろん当研究会の活動が疑惑を招いた結果ではない。
 ただの訓練と思われる。

2.釧路東部消防組合消防本部の火の見櫓(厚岸郡厚岸町松葉町4-42)

 これも赤く塗られた華奢なタイプ。4本足。半鐘なし。
 櫓のシルエットが「火」という漢字を縦に引き伸ばしたように見える点に留意(下の写真参照)。 TIMの2人の持ちネタ「炎」の一字のよう。
 向かって右端の火の用心の赤い旗をもっと上手く写真に取り込めば、櫓と旗とでより漢字の「火」らしくなったのに、と反省する。
 なお、釧路東部消防組合HPでは、 「お宅の周りの枯れ草、大丈夫ですか」と注意を呼びかけている。
 消防団員も募集している。

11/5 AM9:17撮影 釧路管内厚岸町にある 釧路東部消防組合 消防本部の火の見櫓

  写真:11/5 AM9:17撮影 釧路管内厚岸町にある 釧路東部消防組合 消防本部の火の見櫓


2006年10月25日 いつもと違う朝

  平成十六年、暮れ。
  僕は北大通を末広に向かって歩いていました。

  「寂れてしまったなぁ・・・」。

  東京は阿佐ヶ谷界隈、昨日まで目の前にあった風景が嘘のようです。
  駅前は人、人、人。電車の音は、ひっきりなしでした。

  何人かの友と再会しました。
  この街で出来る事は何だろう?

  現在、僕はあべともみさんと歌を唄っています。
  疾り出した列車、スノウを四六四九(よろしく)。
  九四六四六四九(くしろよろしく)
                      平成十八年一月
              (不定期通信「スノウかわら版」創刊号より)

     x               x               x

 さとうしん さんがそう記してから季節は巡り・・・。
 本日とうとう、釧路生まれの男女デュオ・スノウのファーストアルバム『いつもと違う朝』が発売の運びとなりました。
 パチパチパチ。
 当地にしてはやたらと暑い日がつづいた今夏、 港まつり歩行者天国や丸井今井釧路店閉店時のイベントで熱唱してくださったお二人の姿が、走馬灯のように思いだされます。 って、さすがにそれは大袈裟ですね。
 なにはともあれ、めでたいめでたい。

 アルバムには、代表曲「北の街のトム・ソーヤ」を始め、7曲収録。
 コーチャンフォー、玉光堂など市内CDショップを中心に税込1,000円で発売しています。  もちろん豊文堂書店でもお取扱い中。
 ともみさんの伸びやかな歌声と生活者の視点を大事にしたしんさんの詞を、たんとお楽しみください。
 アルバムと同時に配布された、限定数部作成のスノウかわら版最新号も北大通店でお読みいただけます。

 スノウのウェブサイトは こちら


2006年10月19日 火の見櫓研究会(略称ひのけん)備忘録

・ベトナムには火の見櫓がない(準会員I氏の報告)。

・市内新栄町にある雑貨屋・島屋の店主、宿谷氏が店の近所の櫓に気付いたのは、ごく最近のことである。

・それは、釧路市消防団第八分団の火の見櫓である。

・この発見により、宿谷氏は望んでいないひのけん会員に加入させられてしまった。

・火の見櫓に魅入られた人のことを、「ヤグラー」と称することが決まった。

・宿谷氏は自分が「ヤグラー」と呼ばれることに難色を示している。

・火の見櫓によく似た紛らわしい塔に、自作の半鐘を吊るして即席の火の見櫓に仕立て上げる方法。

・ひのけん東京支部はまったく活動していない、というわけではない。

・網走管内津別町第二分団の銀色の櫓は、ぶらさがっている半鐘まで同じ色に塗られている。

・「金属回収は「金属類回収令」(六章参照)によって市役所では市民課振興係が担当して、(後略)」  「梵鐘のなくなった寺院、錫杖を持たない僧が、最早あたりまえになっていった。 こうして銅・アルミ・鉄製品は姿を消していった」 (『改訂版 釧路空襲』「第二節 戦時下の市民生活」より)。

・「半鐘を叩いて敵機来襲を」 (『改訂版 釧路空襲』所収「市民の空襲体験記録」より)

・長崎原爆資料館には、被爆した火の見櫓の実物展示がある。その櫓の撮影は禁止されている(準会員I氏の報告)。

・ひのけんのフィールドワークは、日が落ちると終了する(櫓が闇に紛れてしまうので)。

ひのけん 現在の会員数:10名
正会員 1名
準会員 1名
賛助会員 3名
補欠会員 1名
研究生 1名
助監督 1名
運転手 1名
名誉会員 1名


2006年10月3日 かぼちゃ

 ご覧ください。
 釧路の中心街・北大通に、それはかわゆいおばけかかしが出現いたしました(下の写真を参照)。
 場所は、北大通店のすぐそば9丁目。
 昨冬、冬を楽しもうじゃない会メンバーとして、一緒に氷まつりですべり台を作った上林ビルさんの1階角っこであります。
 先週からここを使って、阿寒の農園・丹頂の里さんが毎週火曜・金曜日に野菜の即売所を始めたのですが、 そのマスコット・キャラクターというわけ。
 やい、そこの麦わら帽をかぶった小粋なお前、その空ろな瞳がたまらないぜ。思わずカメラを向けちまったじゃねぇか。
 そうだ、名前を(勝手に)つけてあげなくちゃ。
 北大通に人気者誕生の予感・・・なのであります。

 週2回開催の即売所は、10時スタート。
 かぼちゃにとうきび、メークイン。どれも無農薬の新鮮野菜です。
 商品がなくなったら営業終了なのだそう。
 店の方のご好意で、ゆでとうきびを試食しましたが、これがとっても甘くて、そんでもって、んま〜い。
 糖度は22度で、生だともっと甘くなるのだとか。この美味しさ、たまりませんな。
 北大通店でも、袋にたっぷりつまったメークイン(これで100円は安い!)を購入いたしました。むふふ。

10/3撮影 釧路市北大通9丁目 上林ビル1階 阿寒丹頂の里の 新鮮野菜即売所 店先に出現した にくいあんちくしょう

  写真:10/3撮影 釧路市北大通9丁目 上林ビル1階 阿寒丹頂の里の 新鮮野菜即売所 店先に出現した にくいあんちくしょう


2006年9月14日 在庫一掃セール

  (承前)
 毎度おなじみ、火の見櫓研究会(略称ひのけん)でございます。
 早速、前回尻切れとんぼになってしまった櫓の話題から。
 テキストは、同じく昭和46年刊行の『浦幌町史』です。
 「第三編 現代」の「第三章 整備と躍進」より「第五節 公安と戦後の消防団」の項をご覧ください。
 はい、「第4分団望楼」、「サイレン鉄骨望楼」と記された2枚の櫓写真が掲載されております。 どちらも無骨な4本足タイプ。 よく見ると、「浦幌消防本部」の写真にも小さく写りこんでいますね。
 本文には、昭和三十九年「十二月十日には、第三分団に鉄骨望樓(二十二万円)サイレン五(八万四,五〇〇円)を取付け」とあります。 ちなみに、教員の初任給がこの年16,300円。
 次のテキストは、平成元年刊行の『釧路市消防100年記念誌 釧路市消防のあゆみ』。 じっくり頁を捲っていくと、5本ほど櫓を見出すことができます。 そのうち1本は、北大通店からもほど近い川上町にある釧路市消防団第七分団のもの(同書24頁)。
 ただしこの櫓、今では残っておりません。 在りし日のものと思しい半鐘が、櫓跡地にある同分団創立五十周年の記念碑に設置されていたので、 代わりにその写真を載せておきましょう(下の写真を参照)。
 櫓の勇姿は、『北海道鉄道百年史 下』巻末でも 連絡船「港内より稚内港駅を望む(昭和10年)」という1枚に見ることができます。
 さらに、たまたま店の棚から取り出した『中札内村史』……。
 こうして書物にみる櫓の旅は、際限なくつづくのでありました。

市内川上町にある 釧路市消防団 第七分団 創立五十周年の記念碑

  写真:市内川上町にある 釧路市消防団 第七分団 創立五十周年の記念碑


2006年9月3日 火の見櫓研究会、唄どころをゆく

  (承前)

  秋は紅葉の 色香をそえて
  留真温泉 湯煙り招く
  日焼け汐焼け 船頭衆の肌よ
  鮭のうらほろ 大漁歌

 ひきつづき『浦幌町史』を斜め読みしているのですが、サイトウ牧場の詳細が判明しないため、ひとまずそちらは棚上げに。
 代わりに見つけた「浦幌小唄」の三番の歌詞を載せてみます。
 秋の温泉、よいものですね。
 残念ながら、留真温泉は灯油価格の高騰のため、昨冬から休業したまま。4月からの営業再開の予定も潰えてしまいました。
 いいお湯だったのですが。

 『町史』によれば、「浦幌小唄」が制定されたのは昭和24年。
 開町50周年記念事業の一環で、「浦幌村歌」(現「浦幌町歌」)とともに公募されたそうです。 ただし、その詞は開基70周年の際、 「時代の伸展に伴い浦幌の現況にあわせるものとして」変更されたとあります。
 冒頭に引いたのは新しい方。
 元々の三番はといいますと、

  秋は紅葉の 色香をそえて
  谷間一すじ 炭焼くけむり
  恋のケーブル どこまで伸びる
  炭山のうらほろ 唄どころ

 20年の間に浦幌炭山の閉山(昭和29年)が大きく作用しています。
 作詞は小原四郎さんという方。
 「小原四郎 作詞」で検索をかけると、 「豊頃町歌」「清水中学校校歌」「朱鞠内小唄」「足寄観光音頭」などの作詞者としてヒットします。
 興味をそそられますね。
 どんな方だったのでしょう・・・・・・。
 あぶないあぶない、火の見櫓研究会(略称ひのけん)の筈が 小原四郎研究会(略称おばけん)に片足つっこみかけていました。
 『浦幌町史』に掲載されていた火の見櫓の写真については、次回まわし。
 そういえば、吾妻ひでおは浦幌出身でしたっけ。
  (この項つづく)


2006年8月26日 洋館と櫓

 手元に、昭和46年刊行の『浦幌町史』があります。
 今月上旬、火の見櫓研究会(略称ひのけん)会長T氏と小旅行をしたのですが、 そのとき十勝管内浦幌町厚内でみかけた洋館(下の写真を参照)の来歴を調べるつもりなのです。
 無人の厚内駅ホームから見える赤い屋根の形がとても素敵な建物でした。 跨線橋からの眺めは、一層魅力的です。
 「サイトウ牧場」と記された看板を見つけ、未舗装の細い道をハイエースでたどっていくと、 やがて私有地を宣言する柵が現れました。
 遠く緑に埋もれる洋館が、ことさら秘密めいてうつります。
 それ以上、近づく手立てがあるはずもなく、その場を離れました。

 900頁超の大部の町史。
 酪農業を営むサイトウさんの手がかりを得ようとして、 本文より先に、カラー口絵の「厚内市街」とある不鮮明な写真に、あの特徴的な赤い屋根を見つけました。
 それだけではありません。 洋館から視線を右にずらしていくと、火の見櫓らしき塔も小さく写りこんでいます。
 そういえばあの日、厚内駅のすぐそばの浦幌消防署厚内分遣所前を通り過ぎながら、 会長T氏とふたり、
 ここに火の見櫓があれば風景が完成するはずなのに、
 否、昔はあったにちがいない、
 なきゃおかしい!
 ぷんすか!!
 などと未練がましく勝手なことを言い合っていたのですが、やっぱりそれは厚内に存在したのです。

  (この項つづく)

8/7撮影 十勝管内浦幌町 厚内駅(無人駅)ホームから見える洋館

  写真:8/7撮影 十勝管内浦幌町 厚内駅(無人駅)ホームから見える洋館


2006年8月15日 北大通どうでしょう

   「「現実」に責任をとるということは、「現実」に忠実であることではなく、 「現実」を書き換えるために何をすべきであるのかと考え続けることである。 そのように考える言葉を信頼するということである」(194ページ)

   「「理想」とは、ありえない空想ではなく、ありえたかもしれない「現実」である。 どんな時代においても「理想」と「現実」というものは、同時に存在しているのであり、 「現実的」であるとは、この引き裂かれた状態をどのようにして折り合いをつけ、 やり繰りしてゆくのかという態度のことだとわたしは思う」(196〜197ページ)

 上記の引用文は、内田樹・小田嶋隆・平川克美・町山智浩の4名による共著 『9条どうでしょう』(毎日新聞社)に収録されている平川克美の論考「普通の国のさびしい夢」より。
 我田引水に聞こえるかもしれませんが、「理想」と「現実」について語られたこの件を読みながら、 わが街の現状がしきりと脳裏にちらついていたのでした。


2006年8月5日 スノウ歌う

 第59回くしろ港まつりの2日目です。
 昨日は、午後から雷をともなう大雨が降り、目玉の大漁ばやしパレードが中止 (パレードが中止になるのは、十数年ぶりだそう)。 どうなることかと思いましたが、本日は復調しました。
 朝から天気がよくって、気分爽快。 人通りも大勢あって、市の中心部はたいへん盛り上がっております。
 あぁ、こんな北大通が見たかった。

 左の写真は本日午後、北大通8丁目歩行者天国で熱唱してくださった 地元の男女デュオ「スノウ」のお二人、佐藤のぶさんとあべともみさんです。
 故郷釧路の街への応援歌を中心に何曲も歌ってくださいました。
 さらにさらに、北大通店前の焼き鳥とビール販売の呼び込みまでしてくださるなんて。
 よよよ。どうか喉をいためないでください。
 スノウは、明日の最終日も北大通8丁目で歌います。
 皆さま、どうぞよろしく。

 こうして釧路の短い短い夏は、8月上旬をピークに終わりを迎えるのであった…… (8/19の北海盆踊りのころには、もう表は肌寒くなっていることでしょう)。

(8/15追記:などと記してから10日ほど経つが、釧路の夏はまだ終わっていないらしく、「今日も暑いねェ」を合言葉に酷暑の日々(せいぜい25℃ぐらい)がつづいているのであった)

8/5撮影 第59回 くしろ港まつり 北大通8丁目歩行者天国で熱唱する 男女デュオ「スノウ」のお二人

  写真:8/5撮影 第59回 くしろ港まつり 北大通8丁目歩行者天国で熱唱する 男女デュオ「スノウ」のお二人


2006年8月3日 火の見櫓研究会 meets ルンペンストーブの巻

 (承前)
 ただいま「暮らしのなかのストーブ」展を開催中の釧路市立博物館。
 その正面玄関を入ってすぐのところで遭遇した愛らしいものとは……。
 ひょうたん、時計、だるまに小判、丸形、角形。いろんな種類のストーブのミニチュアでありました。 昭和30年より小樽でブリキ職人として働いていた方が、往時を偲んで作成したものだそう。 これはおもちゃ好きの方にもお勧めできます。
 展示のメインは、2階にある特別展示室。
 小学校のとき教室で使っていたルンペンストーブと再会したり (もっと大きかった記憶があるのですが、いま見ると案外小さく感じるのはお約束)、 戦前のフクロクストーブのポスターやストーブ墨の缶の保存のよさに驚いたり。
 進路にそって見ていくと、北海道の冬に欠かせないこの暖房器具の小型化・改良化の流れがよくわかります。 ストーブのいくつかは2階の常設展示でも見ることができるので、期間終了後もぜひどうぞ。
 この日7月30日は、83年の新館オープン以来、入場者数が100万人を突破した記念の日になった模様。 ワタクシにとっても、およそ15年ぶりのなつかしい再訪になりました。

  <関連イベント>
8/10(木)・11(金) 10:00〜16:00
釧路市城山小学校内 太平洋炭礦資料室
同炭礦資料の無料一般公開「思い出のアルバム」展 開催
写真やDVD映像で炭鉱のある風景を振りかえります。

 ちなみに、ひのけん準会員Iさんの勤務先が博物館。 下の櫓写真を撮影したのもこの方です。

ひのけん準会員Iさん撮影 夕張市中心街そばの 火の見櫓

  写真:ひのけん準会員Iさん撮影 夕張市中心街そばの 火の見櫓


2006年7月31日 名誉会員誕生

 こんにちは。火の見櫓研究会(略称ひのけん)です。
 前回、くるりのシングルCD『青い空』のジャケット裏面にうつっている火の見櫓はどこの土地のものか、 情報提供をお願いしたのですが、早速、札幌の知人から「オレ、知ってるよ」というメッセージが届きました。
 答えは、くるりのファンサイト「くるり大百科」さんのページにあるということで、以下、引用文。

   「歌詞カードの写真は、写真家の丸田祥三さんの庭とも言える奥多摩や秩父で撮影された。 ジャケ写のトンネルは30〜40年前から廃線となっているセメント会社の専用線跡」

 よくよく目を凝らしてみると、歌詞カードに小さく丸田祥三の名がクレジットされていますね。 ちなみに、表面の廃トンネルもなかなか具合がよくって、青山真治の映画に出てきそう。
 メールをくださった札幌の純蓮さん、ありがとうございます。 お約束通り、ひのけん名誉会員の称号をお贈りいたします(強制)。
 おめでとう!
 ノルマとして週に1本、火の見櫓を報告してください。

 昨日はお店が臨時休業だったので、「暮らしのなかのストーブ」展を見に博物館へ。 正面玄関を入ってすぐのところで、愛らしいものに遭遇したのですが、ここで紙幅が尽きました。
 次回「火の見櫓研究会 meets ルンペンストーブ」の巻へつづく。

ひのけん 現在の会員数:9名
正会員 1名
準会員 1名
賛助会員 2名
補欠会員 1名
研究生 1名
助監督 1名
運転手 1名
名誉会員 1名


2006年7月29日 わが塔はどこに立つ

 皆さま、こんにちは。
 お久しぶりの火の見櫓研究会(略称ひのけん)でございます。
 6月下旬に配布されたフリーペーパー「じゅう箱のスミ」号外で、 「火の見櫓を探せ!」と題し当会を紹介していただいたのですが、 問い合わせ先の北大通店には特に音沙汰はありません。
 や、「頼もう、頼もう」と道場破りのようにして、わんさか来られても困るのですが。
 ……という不景気な導入部でもお分かりのように、 このところひのけんのフィールドワークは大して進んでおりません。
 その代わり、身近なところで意外な発見がありましたので、ご報告。
 先日、くるりのサードマキシシングル『青い空』のジャケットを眺めていたら、 火の見櫓がうつっておりました。
 トンネルを撮影した表面ではなく裏の方、山間の村の坂道に佇むメンバー3人の背後にそれはあります。 細身で装飾的、たいへんモダンなシルエット、半鐘だってちゃんと付いてる。 会長T氏も「こういうのが俺の理想の櫓だ」と喜んでくれました。
 どうやらカメラ片手に遠出をするのだけが研究活動ではなかった模様。まさか自分の部屋で櫓を見つけようとは。 ひのけん活動を始めていなかったら、いつまで経っても気付かなかったでしょう。
 気になるのは撮影地です。
 櫓の斜め後方に鉄橋を渡る赤い電車が小さくうつりこんでおりますが、ここはどこ? シングルのリリースは、99年8月。この櫓が今も残っているのかどうか、微妙なところです。
 情報を提供してくださった方には、ひのけん名誉会員のイスが約束されています(いらないですかそうですか)。


2006年7月14日 PIKAIA来釧

 昨日は気温が25度を越え、釧路にしてはずいぶんと暑い一日でした (「釧路にしては」ですので、お含みおきを)。
 定時すぎに北大通店を閉めて近所の栄町公園に向かっていくと、 聞こえてきました、賑やかなお祭りの音と気配が。
 行われているのは、「Art wave 2006 in SAKAEMACHI PARK」。
 7時半の野外パフォーマンス開始直後だったようです。
 トランペットとパーカッションからなる音楽ユニット「PIKAIA」の生演奏、 ステージ背後には4メートルものスクリーン。 そこに、釧路出身のフォトグラファー黒田拓の写真作品が最新鋭の機材を介して投影され、 3人の女性モデルがしずしずと歩みでる。
 地元バンドも演奏し、北大通ファッションビレッジ推進委員会参加店を含む 洋服屋さんも屋台よろしく出店中。
 いつもは静かな公園が美しくライトアップを施され、 大勢の人々を惹きつけるワクワクするような祝祭空間へと変貌しておりました。

 8時半、PIKAIAの演奏は野外から公園を見下ろすArt spaceへと場所をうつし (全国的に知られる地元の老舗ジャズ喫茶ジス・イズの2階であります)、11時すぎまでつづきました。
 2人組のPIKAIAがギタリストの登場で3人になったり、もうひとりパーカッションを加え4人になったり。 ブラジルやアフリカの民族音楽主体の演奏は、そのたびにクルクルと表情を変えてみせます。
 少々風邪気味だったのにも関わらず、熱いライブがカンフル剤になったのか、終演後には治まっていたのが驚異的。
 たいへんオモシロでした。
 お、おらも太鼓叩いてみたい。島屋(当店リンクページ参照)には置いているのだろうか。


2006年7月6日 わんぱくでもいい

 7月14日(金)から釧路市立博物館において 「暮らしのなかのストーブ」と題した特別展が開かれます(8月20日(日)まで)。
 だるま形薪ストーブや貯炭式石炭ストーブ(北大通店の階段上がり口にも飾ってあります)の写真を配したチラシによると、
 「この展示会では、北海道の冬の生活を支えたストーブを中心に、防寒具、暖房器具の変遷をたどります。 あわせて、暖房燃料として重要であった石炭と採炭について、 北海道で最後の炭鉱となった太平洋炭礦関係資料をもとに、展示します」とのこと。
 小学生のころ、教室でお世話になった石炭ストーブ(通称ルンペンストーブ)を思い出すではありませんか。 おもしろい展示になりそうです。
 観覧時間は9:30〜17:00。
 休館日は毎週月曜日と7/18(火)。
 博物館の入館料を払えば無料でご覧になれます。

 先日の新聞には、北大総合博物館の企画で山小屋を多角的に検証する『北大の山小屋』展開催の報がありました。
 失われていく物、忘れられていく文化を記憶にとどめ、それらに敬意を表するということ。
 アカデミズムとは無縁に櫓だわっしょいを繰り広げている我らがおちゃらけ火の見櫓研究会ですが、思いは同じであります (や、8名いる会員全員に確かめたわけではありませんケド)。

 話は変わりますが、北大通店そばの栄町公園の野良猫どこにいってしまったんだろう。 今年になってから、一度も見かけていない。
 近所の繁華街でたくましく育っているのかしら。


2006年6月27日 HOME TOWN

 昨日は週に一度の休日だったのですが、昼近くに起きだしてテレビをつけたところ、 ワイドショーのゴミ屋敷報道のBGMにライ・クーダーの『パリ、テキサス』のサントラ収録曲が使われており、 大いに脱力しました。
 こんにちは、北大通店です。
 確かに屋敷の主の風貌は、放浪中のハリー・ディーン・スタントンに似てたかもしれんが・・・・・・。

 よしなしごとはさておき、ご報告を。
 土日に旧オクノデパート2Fで行われた合同販売イベント「HOME」には、大勢の方がお見えくださりました。
 会場がかつて中心街のファッションビルとして賑わった建物だっただけに、 最盛期を知る方たちには、たくさんの洋服で飾られたフロアが一際懐かしく感じられたようです。
 昨日夕方の道内のローカルニュースでは、丸井今井デパートの釧路撤退の余波とならべて報じられていました。
 次回開催予定は8月とのこと。 市の中心部の空洞化が加速する中、その意欲的な試みはますます注目されることでしょう。

 地元のフリーペーパー「じゅう箱のスミ」最新号で 火の見櫓研究会(略称ひのけん)のことを知り、当店HPに辿りついた方へ。
 ひのけん単独のページはまだありません。
 活動報告は、気が向いたときに当欄にアップされます。 櫓写真は当店TOPページに随時掲載中。
 よかったらチェックしてやってください。


2006年6月20日 HOME

 さて、合同販売イベント「HOME」の第2回開催が迫ってきました。
 この「HOME」なるイベント、シャッター通りと呼ばれて久しい市内中心部北大通の空き店舗を活用しようという試みでもあります。 主催は、北大通ファッションビレッジ推進委員会。
 4月に行われた第1回は、すべて洋服屋さんによる催しでしたが、 今回は同じ北大通8丁目の佐藤紙店さんとともに、異業種の当店も参加することになりました。
 ただいま店ではイベント用の商品を大急ぎで作っているところです。 目玉は、300円均一のオールジャンル中古レコード数百枚となりましょうか。
 ファッション主体のイベントなので、60年代の「装苑」も試しに数十冊出してみます。 保存状態も悪くなく、素敵な写真がてんこもり。当時の若者風俗の資料としても興味深いので、 どうぞお手にとってご覧になってみてください。
 日時など詳細はお知らせ欄にありますが、ついでに当欄でも告知しておきましょう。

 「HOME」は、6月24日(土)・25日(日)の2日間開催。
 時間は、11時から20時まで。
 場所は、末広2-6
 旧オクノデパート2F。 パステルパークのすぐ横、地下に笑笑、1Fにオバラスポーツが入っているビルです。
 目と鼻の先の丸井今井釧路店では、8月の釧路撤退にむけて全館閉店売り尽くしセールをやっていますが、そこはそれ。
 こちらはこちらで楽しく盛り上がればいいなと思います。


2006年6月7日 本人だもの

 「BRUTUS」の最新号が本を特集していると聞きつけ、久々に同誌を買ってきました。
 キャッチコピーは「本読み、本好き、本のプロと一緒に作る「読書案内」730冊!」。 内田善美が並んでいる穂村弘の本棚写真やらサンリオSF文庫全書影やら。ついつい見入ってしまいます。 「今読むべき文庫と新書の徹底ガイド 470 PAPERBACKS!」のコーナーなど、 ふん、その手にのるかいと思いつつ、自分が読んでいるのはどれ、店に置いてあるのはこれ、 などといつの間にか数え上げてしまっていたり。暇つぶしにはもってこいです。
 群を抜いていたのは、南伸坊の「本人だもの「ベストセラー作家」編」と題した顔マネです。
 石井輝男の遺作に主演したあの人、新田次郎と藤原ていのご子息であるあの人、 箱根に昆虫館を建てたあの人、地獄に堕ちるよの人。どれもそっくり。 それぞれのパロディ文の出来もお見事です。
 あんまりおもしろすぎて、次のページで内田樹と対談している茂木健一郎の写真まで 南伸坊の顔マネに見えてくるところは、両企画を隣り合わせにしたBRUTUS編集部のわるだくみにちがいない(まさか)。 ばかばかしい笑いに飢えている方、お読みになってはいかが(喫茶部ラルゴにしばらく置いておきます)。
 筑摩書房から出ている伸坊サンの『顔』、取り寄せてみようかしら。

 なんつって、よしなしごとを記していたら、北大通店の店先で男女デュオ・スノウさんのゲリラライブが始まりました。


2006年6月1日 サクラサク

 今年の釧路の桜の開花は、日本一遅いという5月18日でした。
 下の写真は、北大通店のおとなり、ささき画廊さんの花壇の桜。 本日夕方に撮ったばかりのものです。ようやくここまで花が開きました。

6/1撮影 北大通店のおとなり ささき画廊さんの花壇の桜

 今朝は、北大通店が所属している中心街商店街(北大通6〜11丁目)で花植えの行事がありました。 花壇にはパンジーとポテトのお好きな方。樽型プランターにはキンレンカ。 各店が手分けして受け持ちの場所に植えていきます。 おかげで通りが明るい色でいっぱいに。
 私は事務局の方のお手伝いです。 泥だらけの汚い格好で北大通をうろうろ行ったりきたりしている内、危うく10時の開店に間に合わなくなるところでした。
 ところで開店準備のさなか、2階喫茶部への納品をもの凄い勢いで済ませ営業車で去っていく業者の方と遭遇。 改正道交法施行の影響を早速目の当たりにしました。

 昨日は、開店を遅らせて釧路管内某所へ本の買い入れに出かけた帰り、火の見櫓の写真をいくつか撮影できました。 それらはおいおい本欄で紹介していくことにいたしましょう。


2006年5月30日 火の見櫓研究会の逆襲 其の六

  (承前)
 前回、ひのけん準会員Iさんから届いた火の見櫓の画像は、雄武町上幌内の森林防火組合のものでした。
 北大通店の棚から『雄武町の歴史』(昭37刊)を取り出すと、「林業の歴史」の章に「山火事」の項があります。

   (明治四十四年の大山火事)「以前の山火事は鰊漁場の盛況によって 誘発されたものであったが、明治も後期になると、三十七年ころから 急に木材業がぼっ興して山林の伐木がすすみ、さらに山間の農耕適地 には開拓者が入地して入火れ(原文ママ)をするので、自然発火地点 も多くなり、その被害の規模も大きくなっていった」(同書p786)

 「山火事だ、といえば、また雄武か」とさえいわれたという、この地の歴史が手際よくまとめられています。
 Iさんからは、間をおかず留辺蘂町温根湯の火の見櫓の写真が届きました(下の画像を参照)。
 すっかりひのけんの活動報告の場と化した当雑文コーナー。そろそろ専用ホームページを作らなきゃの予感。
  (この項ひとまず了)

ひのけん準会員Iさん撮影 網走管内 雄武町上幌内 森林防火組合の風防付き火の見櫓

写真:ひのけん準会員Iさん撮影。
網走管内北見市 留辺蘂町温根湯の火の見櫓


2006年5月21日 火の見櫓研究会の逆襲 其の五

  (承前)
 目の前に聳える塔は本当に我々が探し求めているブツなのか?
 皮肉なことに、火の見櫓に魅せられた者たちは、常にこの疑念と格闘しなければなりません。 単に初めて見るタイプなのか、それとも紛らわしいバッタモンなのか。 発見の歓びに浮かれてばかりいるとすぐさま足元を掬われます。
 携帯電話の中継塔を、幾たび見誤ったことでしょう(これはそそっかしいだけ)。 それでなくても、半鐘の代わりにスピーカーが何基もついているような 現代的な櫓を認めるのか否か、頭を悩ませているというのに。
 判断に苦しむへんてこ物件が仲間に入れてくれと隙を窺っています。 気を抜くと、「出っ張ってりゃなんでも櫓に見える」という見境のない、 危険な状態が待ち受けています。
 櫓探しに興じる者は、新たな塔に出会うたびに己の櫓観の見直しを迫られるのです。
 とここまで記したところで、ひのけん準会員のIさんから 網走管内雄武町上幌内で見つけたという、まごうことなき櫓の画像が届きました(下の画像を参照)。
  (この項まだつづく)

ひのけん準会員Iさん撮影 網走管内 雄武町上幌内 森林防火組合の風防付き火の見櫓

 北見市 端野町三区の火の見櫓を見上げる ひのけん会長T氏

写真上:ひのけん準会員Iさん撮影。 網走管内 雄武町上幌内 森林防火組合の風防付き火の見櫓。
撮影者のコメント 「周りには神社、廃止郵便局、廃校などあり、T会長の説がまさにその通りでした」
T会長の評 「こういう火の見櫓を見たかった」

写真下:5/8撮影  北見市 端野町三区の火の見櫓を見上げる ひのけん会長T氏。
火の見櫓かどうか判定が難しい物件であったが、傍らの防火水そうが決め手となる。 右端に見えるのは携帯電話の中継塔か。
下部中央に写り込んでいる不気味な半円状のものは、地面に寝そべって写した賛助会員Kの膝小僧。


2006年5月19日 火の見櫓研究会の逆襲 其の四

  (承前)
 一昨日、東京から懐かしいお客さまが当地にお立寄りくださいました。 フォルクスワーゲン・ビートルに乗って、もうひとり素敵な方と小鳥を伴って。
 そのお客さまは出発前、当欄に目を通してくださったらしく、道中見つけた火の見櫓をいくつか写真に収めたといいます。 これまではまったく関心がなかったというのに、一旦目につくと見過ごせなくなった模様。
 夜が更けるとともに、櫓の定義とは何ぞや、理想の櫓はどうあるべきかなんてことまで語りだし (もちろん私ではなくお客さまの方が)、げに恐ろしきは櫓の魅力、であります。
 そうしたわけでひのけん東京支部、半ば無理やり開設です。
  (この項つづく)

ひのけん 現在の会員数:8名
正会員 1名
準会員 1名
賛助会員 2名
補欠会員 1名
研究生 1名
助監督 1名
運転手 1名

5/8撮影 美幌町古梅の火の見櫓の上部 T会長の評 「これはヘンだ こんな形のは見たことない おもしろい!」

5/8撮影 同櫓上部のアップ

写真上:美幌町古梅の火の見櫓 T会長の評
「これはヘンだ こんな形のは見たことない おもしろい!」
写真下:同櫓上部のアップ (ともに5/8撮影)


2006年5月14日 火の見櫓研究会の逆襲 其の三

  (承前)
 標茶、中標津、弟子屈、美幌、北見。
 我々の前に次々、火の見櫓が姿を現します。 書店の本棚を眺めるのと一緒で(あるいは、先に触れた映画の画面のアナロジーでもかまいません)、 一旦興味をもつとそれまで視界に入らなかったものがどんどん認識されていくのでした。
 もちろんたくさん見つかるのは、活動を始めてまもないためでもあります。 同一地域の探索がある程度進んだならば、今後の発見は(範囲を広げないかぎり)減っていかざるをえない。
 櫓の数は物理的にも減少していることでしょう。
 会長T氏曰く
 「火の見櫓を探したくば、神社、寺、駅、郵便局に気をつけろ!」
 一日中、櫓の発見に勤しんでいると、下っ端の賛助会員でもうっすら「匂うぞ」という地点がわかりかけてきます。
 でも、見つからない。
 その場合、櫓は元々ないのではなく、撤去され消失してしまったのかもしれません。 ここにはかつて火の見櫓が存在したにちがいない。そう確信させる風景がいくつもあったことを報告します。
  (この項つづく)

5/8撮影 弟子屈消防団 美留和部詰所の火の見櫓

5/8撮影 弟子屈消防団 美留和部詰所の火の見櫓

写真上:弟子屈消防団 美留和部詰所の火の見櫓
写真下:同櫓上部のアップ (ともに5/8撮影)


2006年5月12日 火の見櫓研究会の逆襲 其の二

  (承前)
 ところで、映画『けんかえれじい』で高橋英樹が上っていた塔、あれも火の見櫓ではなかったでしょうか。 十数年前に一度見たきりなので記憶が定かでありません。
 さいわい店にあった清順の自伝本に、同作の脚本(新藤兼人の作を撮影時に監督が改変したもの)が掲載されていたので あたってみると、「火の見の上のキロク」「キロク再び火の見の上に逃げる」などとありました。
 昔の日本映画にみる火の見櫓の勇姿。
 ひのけんのフィルターを通すと、かつて親しんだ映画もちがった顔を見せてくれそうです。 それは、物語や主題に気をとられ人は(俺は?) いかに画面に映っているものを見落としているか、ということでもあるのですが。
 阪本順治の『トカレフ』終盤、村まつりの場面はどうだったかしら。

 さて、8日の道東管内即席火の見櫓ツアーで我々が「発見」した櫓は、次のとおり。

1.標茶消防団 磯分内第3分団
2.標茶消防団 虹別第5分団
3.中標津消防団 第3分団
4.弟子屈消防団 美留和部詰所
5.美幌町 古梅
6.美幌町 稲美公民館
7.北見市 端野町緋牛内
8.北見市 端野町三区

(この項つづく)

5/8撮影 中標津消防団第3分団の火の見櫓

5/8撮影 同櫓中段の鐘のアップ

   写真上:中標津消防団第3分団の火の見櫓
写真下:同櫓中段の半鐘 (ともに5/8撮影)


2006年5月10日 火の見櫓研究会の逆襲 其の一

  (承前)
 ネットで調べたところ、火の見櫓に注目している人は案外多いようです。
しかも、みなさん各々のホームページで立派な研究の成果を発表なさっており、 全国的な「火の見櫓サミット」まで開かれているではありませんか。
 我らがおちゃらけ研究会に、早くも存亡の機が・・・。
 というのは冗談で、ネット上の諸先輩がたの活動の邪魔にならないよう、 今後も隅っこのほうでのんびり細々とひのけんを続けていく所存であります。

5/8撮影 標茶消防団第3分団 磯分内分遣所にある 同分団の現代的な火の見櫓

5/8撮影 同櫓上部のアップ

   写真上:標茶消防団第3分団 磯分内分遣所の 現代的な火の見櫓
写真下:同櫓上部のアップ (ともに5/8撮影)

 一昨日は、今月末開催の全古書連釧路組合の総会準備のため、 本店と北大通店をともに閉めて、中標津の同業者・北広堂さんのお店へ。
 道中は当然のように、ひのけん活動実践の場になります。
 や、活動実践といったって、単にカメラで写真を撮って好き勝手に論評を加え、騒いでいるだけなのですが。
 ともあれ会長T氏が目ざとく櫓を発見すると、賛助会員Kがデジカメ片手に奇声歓声をあげて駆けていく アドレナリン出しまくりの世にも稀なる分業体制が、フィールドワーク2回目にして早くも確立したのでした。
 (この項つづく)

5/8撮影 標茶消防団第3分団 磯分内分遣所にある 同分団創立50年記念の火の見櫓

5/8撮影 同櫓下部と創立50年記念の碑

   写真上:標茶消防団第3分団 磯分内分遣所にある 同分団創立50年記念の火の見櫓
写真下:同櫓下部と創立50年記念の碑 (ともに5/8撮影)


2006年4月29日 音楽と旅

 昨晩、北大通店2階において、喫茶部ラルゴが企画する初めてのライブが行われました。
 出演したのは、沖縄在住のアフリカ音楽演奏家・近藤ヒロミさん。 それぞれ異なる音色のカリンバ、ムビラをいくつも操り、 それは楽しい時間と空間を演出してくださいました。
 来てくださったお客さま、関心をもってくださった皆さん、ありがとうございます。 新聞記事を見て知ったという方もお見えになり、 事前に取り上げてくださった記者の方々にも感謝。

 「北海道 LIVE TOUR 2006」と銘打ったヒロミさんの演奏の旅はまだまだつづきます。

 5/2 帯広「プラーナ」
 5/7 ニセコ「有島記念館ギャラリー」
 5/10 札幌「青い空 流れる雲」などなど。
 5/13からは東北へ。
 5/20 東京日比谷「アフリカンフェスタ2006」出演。
 お近くの方は、足を運んでみてはいかが。

 音楽と旅。
 まるでヴェンダースのロードムービーのようじゃないか。
 ライブ終了後、ヒロミさんのお話を伺いながら、そんなことを思っていたら、 帰宅して偶々つけたテレビにヴェンダースが筑紫哲也と一緒に出ておりました。


2006年4月28日 ひのけん 現在の会員数:6名

正会員 1名
準会員 1名
賛助会員 2名
補欠会員 1名
研究生 1名

 補欠だとか研究生だとか、イレギュラーな会員ばかり増えていくのはなぜだ。 今後、用務員のおじさんだのロボット三等兵だの自称テレビプロデューサーだの、どんどん訳のわからん肩書が跋扈していくにちがいない。


2006年4月25日 ひのけん 現在の会員数:3名

正会員 1名
準会員 1名
賛助会員 1名

4/23撮影 今年3月31日 北海道網走管内の 女満別町と東藻琴村が合併してできた 大空町の消防署の火の見櫓 上部のアップ

  写真:4/23撮影 今年3月31日 北海道網走管内の 女満別町と東藻琴村が合併してできた 大空町の消防署の火の見櫓 上部のアップ


2006年4月24日 火の見櫓研究会 発足の辞

本研究会(略称「ひのけん」)は、
全国各地に存する火の見櫓を
ときに眺め、ときに触れ、
ときに寄り添い、
ごく稀に登りて下界を見渡し、
常に記録し、記憶することを通じて、
その簡素なシルエットを愛で、
細部の豊饒に目を瞠ることを目的とする。
この目的に賛同する者であれば、
本研究会への加入は自由である。
己の関心の度合いに応じて、
正会員・準会員・賛助会員を名乗ればよろしい。
活動は、
会員各自の気が向いたときに行われ、
その内容は、
本欄に於いて気が向いたときに
発表されるものとする。
「ひのけん」の名を騙り、
火野正平、
また之に類するものを
研究するうつけ者は、
除名とする。

現在の会員数:2名
正会員 1名
賛助会員 1名

4/23撮影 今年3月31日 北海道網走管内の 女満別町と東藻琴村が合併してできた 大空町の消防署の火の見櫓 全景

  写真:4/23撮影 今年3月31日 北海道網走管内の 女満別町と東藻琴村が合併してできた 大空町の消防署の火の見櫓 全景


2006年4月16日 和田勉、荻野アンナ、そして池辺晋一郎

 ふだんは有線やCDなどで、わりと行き当たりばったりに音楽を流している北大通店ですが、 日曜日の午後だけはNHK−FMの「日曜喫茶室」と TOKYO-FM系列の「山下達郎サンデー・ソングブック」をかける時間と決めています。
 本日の「日曜喫茶室」は「夢の家 悪夢の館」と題したプログラム。 「夢の家」を体現するゲストがテレビ番組「建もの探訪」でおなじみの俳優・渡辺篤史がであるのに対し、 「悪夢の館」担当として推理作家の綾辻行人を持ってくる、はなはだ意表をつく人選であります。
 1時間45分の長丁場を支えられる組み合わせなのかどうか一寸不安を覚えたのですが、 褒め上手で知られる渡辺サンが早速、綾辻の最新刊の装丁を褒め上げ安定した実力を発揮すると (曰く、「この窓がいいですねぇ」)、司会のはかま満緒のいつもながらの好リードもあり、 まあまあ安心して聴ける番組になっておりました。
 ただし、準レギュラー・荻野アンナの重度の駄洒落病は、相変わらず危なっかしかったのですが。 今回も、京都在住の推理作家に、京都駅が広すぎてよく迷うとはかまが発言したところで、 待ってましたとばかりに「きょときょとするから京都」が撃ちこまれ・・・。
 朝から雪が降っている今日の釧路。暗く静かな北大通店の店内がさらに凍えたそうな。
 そんな寒々しい駄洒落が飛び交う荻野出演の回ですが、はかまらの素っ気ない応対も含めて、 実はお気に入りだったりするのです。


2006年3月22日 男たちの知らない女

 夫・岸部一徳とそのかつての同級生・田中裕子を結びつけようとする寝たきりの妻・仁科亜季子の念。 それは決して謙譲の美徳では片付けられない、妄執にも似たものでありましょう。
 これは日曜日の夜、くしろシネマパラダイスの上映会で見てきた映画『いつか読書する日』のおはなしです。
 毎朝、田中が配る牛乳配達の物音に耳をすませ、時計を見やりながら「今日は遅いわね」と呟いたりする 死病に憑かれた女の姿に、時刻表トリックで有名な清張の某作品の真犯人がダブったのは私だけでしょうか。
 妄念といえば、姪の田中をモデルに小説を書く渡辺美佐子もまた仁科の眷属に見えます。 田中と岸部の秘めたロマンスも渡辺の妄想のなかの出来事ではなかろうかという疑念が (最終的には解消されるとはいえ)、付いてまわるから。
 男たちの知らない女。
 本のなかの人生に耽溺し、長い間独り身を通してきた田中裕子はその頂点に位置します。 みっしり本が詰まった彼女の本棚を初めて捉えた岸部の表情には、 見てはならないものを目にしてしまった「畏れ」が混じってはいなかったでしょうか。
 いくつもの妄念が交錯する物語。 本作は「大人のための純愛映画」という宣伝文句の裏で、心理サスペンスとして見られたがっているのかもしれません。
 以上、ポケミスのくすんだ背表紙が並ぶ田中の本棚に反応した三十男の妄想でありました。


2006年3月15日 ボルドーの乳売り娘

 「地方の町へ取材なんかで出かけると一人暮らしの女の人がとても多いって感じます。 いずれみんな一人になるんだなとその時思って。 じゃあ、生きていく上で最低何が必要なのかなぁ、と考えていたらこういう話になりました。 牛乳配達というのは、ゴヤというスペインの画家が絶筆で「ボルドーの乳売り娘」という絵を描いていて、 どうしてこれが最後の絵なのか引っ掛かっていて、何かあるだろうと思って主人公の職業を牛乳配達にしました」

 「昔の共同体みたいなものがあるとすると、その壊れ方は地方都市のほうが凄いわけで・・・・・・。 個人として生きていかなきゃいけないと迫られて、苦しいんだろうなという人たちは多分いっぱいいる。 (中略) 牛乳配達を一軒飛ばしてしまったとか、一つでも今の生活を崩したら襲ってくる底無しの恐怖のようなものが 今の世の中にあって、そういう事に耐えながら、本だとか昔の記憶だとか自分の日々の仕事だとかで 律して生きている主人公の姿というのは、お客さんも判ってくれると思うんです」
(「映画芸術」2005年春号掲載 座談会より 脚本家 青木研次の発言)

 『いつか読書する日』は今度の日曜日の上映です。


2006年3月3日 釧路捕鯨史

 刊行間もない釧路叢書別冊『釧路捕鯨史』が当店に入荷しました(HPからもお求めいただけます)。 ささやかながら、本欄でご紹介を。
 別冊とはいえ、これまでの釧路叢書とはイメージ一新の、美麗な装丁にまず目を奪われます。
 「釧路捕鯨史」と題し、戦前戦後の釧路地方の捕鯨の歴史をたっぷりと詰めこんだ本書ですが、 目次を繙くとそれだけではありません。 「世界の捕鯨の歩み」、「日本の捕鯨の歩み」、「北海道の捕鯨の歩み」、「日本捕鯨の推移と将来」の4部構成になっており、 これ1冊で鯨と人との関わりがマクロに概観できる作りになっています。
 釧路捕鯨史年表、新聞報道で見る捕鯨記事、捕鯨関係参考文献の3点からなる巻末の資料編は80ページ余の労作です。
 1年前に刊行された釧路新書別冊『釧路港 味覚の散歩みち』同様、ヒットする予感。 と書いているそばから、早速1冊売れました。
 釧路市の「クジラのまちづくり推進事業」を援護する心強い読み物といえるでしょう。


2006年2月18日 しつこく雪だるまネタ

 (承前)
 雪だるまの左の目玉が落っこちておりました。
 1月下旬の日曜夕方に完成した北大通店マスコット(名前はまだない)、 その愛らしいプラスティック製のまん丸いお目めが。 人為的な力で引っこ抜かれておりました。
 さては、あの子たち…。
 急いで断っておくと、よくも精魂こめて作ったおれっちの雪だるまを!ぷんすか!! などと、頭から湯気を出して言い募ろうというのではありません。
 ワタクシ、実のところ取れた目玉を発見して、込み上げてくる笑いを抑えることができなかったのです。
 当の雪だるまを作りながら、こりゃあ、次にあのお子さんたちがきたら、ひとたまりもないな、とはっきり予測できたから。  好奇心旺盛な幼い兄妹に向けて、ウチの雪だるまと遊んであげてね、とサインを送っているようなものだったから。 だから想像どおりの結果になって、ほっと胸を撫で下ろしてもいたのです。
 なんて倒錯的な。
 その意味で、雪だるまの生みの親のワタクシも「事件」の共犯者だったのかもしれません。 連城三紀彦のミステリ小説に出てくるような捩じれた心理といえば、わかる方にはわかるかもしれません。
 や、それは言いすぎか。

 雪だるまは、このところの陽気でかなりスマートになったため、肉付けして元に戻してあげました (もちろん取れた左目も)。

1/29撮影 北大通店前にて

 (追記:元に戻したのも束の間、その3日後には溶けて倒れたあげく首がもげてしまい、 今冬の寿命を終えてしまったのでありました。去年は3月半ばまで生き永らえていたのだけれど)


2006年2月15日 祝 市川・石坂版『犬神家の一族』リメイク

 恐れていたことが起きてしまいました。
 トリノオリンピックでの日本の獲得メダルの少なさをいいたいのではありません。
 北大通店において背筋が寒くなる事件が出来したということなのです。 いいえ、店内の暖房設備が老朽化している事実を指しているわけでもありません。
 順をおって、おはなしいたしましょう。
 ときどきお見えになる親子のお客さまがいらっしゃいます。 若いお母さんと2,3歳くらいの兄妹です。
 このお子さんふたり、見かけはとっても大人しそうなのに意外とやんちゃなところがあって、 自分たちの手が届く範囲のものをことごとく触って確かめてみないと気がすまない性分のようなのです。 お母さんが本を選んでいる間に、握っていた手をすりぬけて、 あっちをちょこまか走り回ったり、こっちの本の山を押してみたり (でも大声で喚いたりは一切しないので奇妙に静かなのです)。
 「危ないから止めなさい」
 お母さんの注意の声だけが響きます。
 昨日もそうでした。
 飾ってある火鉢を突っついたり、売り物のキーホルダーの束に興味を示したり。 いつもと同じ、賑やかだけれどひっそりとした小騒動の末、お母さんの買い物が終わり、三人仲よく去っていきました。
 ふと外を眺めると、雪が降っています。
 竹箒を手にして表に出ました。
 すると、なんということでしょう!そこには芳年の無残絵もかくやの恐ろしい光景が!!
 (この項つづく)


2006年2月7日 よい子のための雪だるまのカンタンな作り方

1.バケツを用意し、水でよく湿らせた雪をぎゅうぎゅうに詰めて固めます。
2.設置したい場所を定めたら、素早くバケツを逆さまに。
3.プリン風に盛り上がった雪塊が雪だるまの胴体です。
4.これを土台に湿らせた雪をぺたぺた貼りつけていき、胴体を丸く整えます。
5.同様の手順で頭を作成、胴体と合体。
角川映画『犬神家の一族』の菊人形のシーンを再現して遊ばないように (『獄門島』の釣鐘から雪枝発見!も後回しにしてね)。
6.後はお好み。目鼻口をくっつけて、帽子にマフラー、手袋、マントで飾りつけ、可愛くなったところで出来上がり。

 今年の氷まつりは盛況だったようで、よかったよかった。

完成した雪だるまたち(立て看板前の赤いマフラーのが北大通店製作)


2006年2月3日 太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ

 冬を楽しもうじゃない会製作の氷まつりの雪像は、一昨日完成した模様。
 昨晩は毎年恒例完成記念の打ち上げパーティが行われ、 私も店を閉めてから会場の栄町公園に駆けつけました。 一時間半遅れで到着すると、皆さんすでに腹を満たしたらしく小休止といったご様子。
 出来上がったすべり台で歓声をあげているお子さんたちを見守る 会員の皆さんの表情は、柔和な親御さんのそれに。 もちろんそこには、今年も大事なく雪像作りを終えることができたという深い満足の色が浮かんでいます。
 私はというと、おまつり前日の美しくライトアップされた静かな、そして凍えるような会場で 目の前の光景に感興を覚えながら、しかしすきっ腹の要求は峻厳にして苛烈、  高橋肉店さん(20年前の会創設期からの数少ないメンバーだそう) 提供の焼肉をせかせかとぱくつく仕儀と相成りました。
 そうそう、イグルーの中はたいへん暖かかったです。

 今晩は北大通中心街の交差点で雪だるまを作ってくる予定。

1/26 すべり台製作中の風景


2006年2月1日 あっという間に サッポロビールの発泡酒“生搾り”のキャラクター「ドン・シボリオーネ」

 前夜は雪像作りで栄町公園へ。
 私が参加するのは4回目。
 イグルー、雪だるま、すべり台。どれも仕上げの段階に入っています。
 汗をかきかき動いていると、自然と作業に身が入り、時間がたつのを忘れます(これは本当)。
 休憩時間は事務所で差し入れのあったかいハヤシカレーをいただきながら、 冬を楽しもうじゃない会の皆さんから、会のこれまでとこれからについて貴重なおはなしを伺いました。
 その模様は、毎週日曜の釧路新聞連載「週刊じゅう箱のスミ」の2月5日分に掲載される
  ・
  ・
  ・
 ハズ。
 締切は明日の朝ですが、まだ一行も書いていないことは秘密だ。

2/1追記の追記:出来上がってみると その正体は サッポロビールの発泡酒“生搾り”のキャラクター「ドン・シボリオーネ」であった

 (追記:肝心のすべり台をほとんど撮らず、お隣りさんが作る雪像にばかり目を奪われていたことを、ここに反省いたします)


2006年1月26日 スヌーピーじゃないよ ムーミンだよ

 昨晩も冬を楽しもうじゃない会のすべり台づくりへ行ってきました。
 前夜、4段まで積みあげた氷はさらに高くなって6段で打ち止めに。これがすべり台の背の部分にあたります。
 氷の壁づくりと並行して、随時ショベルカーが前面に>雪山を築き上げていきます。 そうして出来た斜面に、背後の氷壁と垂直になるようすべり台の手すりを伸ばしていくのが、この日のメインの仕事。 手すりも壁と同様、氷塊をつなげて作ります。
 数十メートルあるゴムホース内で水が凍ってしまい、 急遽薬缶のお湯をかけて溶かすことになったり(それでも駄目でホース交換)、 斜面を滑り落ちたがる氷塊をその都度食い止めたりしながら、予定時間内になんとか1本手すりが出来上がりました。
 それにしても、日頃の不摂生が恨めしい・・・。

1/27追記:いつの間にか頭頂部に毛が生えてムーミンっぽくなる(でも本物のムーミンの頭に毛は生えていない)


2006年1月25日 ゴジラかな ゴジラじゃないよスヌーピーだよ

 昨晩は、当HP内「市内近郊 催し物情報」欄でも告知している 市民製作の雪像&イグルー作りに初めて参加してきました。
 私が配属されたのはすべり台チーム。
 何段にも積み重ねられていく氷塊の隙間に、水で溶かしてシャーベット状にした雪を接着剤代わりに詰めていったり、 スコップで雪山を崩したり、氷まつり参加20年になる冬を楽しもうじゃない会の皆さんに教えられ、 見よう見まねで作業を進めていきます。
 途中、事務所での休憩をはさんで、終ったのは21時半すぎ。
 始めて2日でかなり捗ったとおっしゃる会の方にどれくらいか尋ねると、早くも全体の4割とか。 本番までまだ1週間以上あるのに。
 とはいえ、ペースが早いのは毎年最初だけなのだそう。そんなものですか。
 バテずに風邪をひくことなく、完成まで見届けようと思います。

1/26 栄町公園B面 初日はゴジラのようだったのが2日目はスヌーピー風に あえて何が出来上がるのかは聞かずにいる正体不明の雪像


2006年1月21日 「何でも言えばいいってもんじゃない」

 昨晩は「時効警察」の第2回放映日。初回と同じく三木聡が脚本・演出です。
 「いいのいいの、ブライアン・イーノ」や刑事エレクトリック・ソウルマンのテーマ曲など、 耳に馴染みのある各種くすぐりはうっちゃって、今回触れるのは一点だけ。
 勤務中の麻生久美子のおさげ髪は止した方がいいと思います。
(追記:プライベート場面と変化をつけるためなのは承知の上で。だって、えらの辺りが見えすぎて、一寸・・・)

 以下は駆け足で。
 本日より釧網本線(釧路〜標茶間)で冬の臨時列車「SL冬の湿原号」の運行が開始されています。 昨日は各地から鉄道ファンが集まったらしく、本やグッズのお問い合わせが何件かありました。
 北大通店2階にオープンした喫茶部ラルゴでもSLの運行にぴったりの催し「汽車のある風景画」展を開いています。
 冬のSLを描いた絵もありますので、どうぞよろしく。

 つい先ほどくしろシネマパラダイスの方がお見えになり、次回上映作品のチラシやポスターを置いていかれました。
 作品は『いつか読書する日』。
 田中裕子と岸部一徳が織りなす本格メロドラマです。
 3月19日(日)生涯学習センター大ホールにて3回上映。
 古本屋はたぶん出てこないと思いますが、なにはともあれ本好きの胸をくすぐるタイトルであります。
 一般前売は1,500円(小学生以下1,000円)。
 北大通店にて販売中。


2006年1月18日 「ダイナミックにいこうじゃないか」

 先週金曜日からテレビ朝日系列で連続ドラマ「時効警察」が始まりました。 「時効が成立した事件を“趣味で”捜査する警察官の活躍を描く新しいコメディーミステリー」という触れこみです。
 脚本・演出は三木聡、岩松了、ケラリーノ・サンドロヴィッチ、園子温ら。
 主演はオダギリジョーと麻生久美子。
 共演は豊原功補、ふせえり、光石研ほか。
 演劇・映画畑でおなじみのあんな人やこんな人が集結していて大変気になるのですが、 あいにく連続もののドラマを毎回リアルタイムで追いかける習慣も気力も一切備えておりません。 放送当日にはすっかり忘れていて、たまたま点けていたテレビのチャンネルが合っていたのを幸い、 読書に勤しみながらチラチラ横目で眺める仕儀に。
 「日曜日に眼鏡をかけるとイギリス人っぽい」、
 「人は嘘をつくと髪形が変わる(辛いものを食べても変わる)」、
 「この件は誰にも言いませんカード」。
 ひっきりなしに耳に飛び込んでくる怪しげなフレーズのおかげで、読書に集中できません。
 どれもシティボーイズのライブで斉木しげるが言いそうなものばかり。
 といいますか斉木しげるの口調でやると、なおしっくりとして味わい深い。もとい胡散臭い。
 駄目押しは「裸で出直せ」。
 十年前の「愚者の代弁者、うっかり東へ」序盤のコント再び、のフレーズです。 正月にDVDで見直したばかりなので、これだけは迷わず出典を指摘できます。
 ラストクレジットを見ると、脚本・演出はやっぱり(前シティボーイズライブ演出者でもある)三木聡でした。


2006年1月13日 おいしい絵本カタログ

 かっぱえびせん、サッポロポテトつぶつぶベジタブル、サッポロポテト バーべQあじ、おさつスナック、エトセトラ。
 時々、カルビーのスナック菓子が無性に食べたくなります。 それもポテトチップス類ではなく、えびせんや野菜スナックの方を。
 ここ一ヶ月ばかり、それらをいつもよりちょいと多めに買い食いしておりました (買い食い・・・。なんとも中学生チックな響きの言葉です。三十男のクセして)。 それというのも、上記の菓子を対象とした「おいしい絵本カタログプレゼント」なるステキなキャンペーンに気付いたので。

  「カルビーと書店の「丸善」が「おいしい」をテーマに絵本をセレクト。
  オリジナルストーリーも盛り込んだ楽しいカタログです。
  封入の図書カードで、お好きな絵本をどうぞ」(パッケージより)

 抽選で2,000名に当たるのだそう (ちなみに図書カードの金額は2,000円分)。
 だれもが心躍る「おいしい」を手引きに、いったいどんな絵本が選ばれたのか、 当該分野にさして明るくなくても、書籍全般に関心ある者ならば頁をめくってみたくなるではありませんか。
 きっと書店売りはしないオリジナルのカタログでしょう。そんなところにも心魅かれます。
 締切ギリギリまでねばって、一時に送ってやろうと考えました。
 応募券は3点分で1口です。
 1、2、3、4・・・
 9口分集まりました。
 なんだか当たりそうな気がしてきました。
 締切は1月11日でした。
 期日が迫ってきました。
 忘れていました。
 12日になっていました。




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