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2018年の夜に口笛を吹けば


2018年1月15日 (月)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第12試合


  1. こないだ民謡の歌詞の本あるって言ってませんでしたっけ
  2. リキュールとかお酒の本
  3. 蘇東坡の詩集

 前日は臨時休業。 十勝方面に遠出をしていた。

 雄別炭砿鉄道の機関車をデザインした風景印の押印開始

 土日の大学入試センター試験を受けた帰りのような若者の姿がちらほらと。 合格して釧路の住民になりぜひ豊文堂の常連さんになってください!

 2が売れる。
 3打数1安打。打率 4割2分1厘0毛。


2018年1月13日 (土)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第11試合


  1. 額縁
  2. 石田五郎 『天文台日記』
  3. 俳句の本
  4. ソロー 『市民としての反抗』
  5. 演劇論

 2、4、5が売れる。
 4は岩波文庫の新訳版 『市民の反抗』の方 。 5は 『井上ひさし全芝居 その二』。 演劇論ではなく戯曲集だけれど、安打にしたっていいじゃないか。
 5打数3安打。打率 4割2分8厘5毛。


2018年1月12日 (金)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第10試合


  1. 書道の本 (「高野切」)
  2. 船山 馨

 2階の喫茶ラルゴが 開店12周年 を迎える。

 札幌から出張のたびに寄ってくれる営業マン氏、釧路の営業所が廃止されるかも、 これが道東にくる最後になるかもだって。 お別れは突然に。

 「書道技法講座」 と 「原色かな手本」 (ともに二玄社) の高野切の巻が売れる。
 由井りょう子による船山馨の評伝 『黄色い虫 船山馨と妻・春子の生涯』 も売れる
 2打数2安打。10試合を終えて、30打数12安打。打率 4割。


2018年1月11日 (木)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第9試合


  1. 工学関係の辞書?
  2. 絵本
  3. 遠藤周作 『おバカさん』
  4. 丸谷才一 『女ざかり』
  5. 藤田省三 『天皇制国家の支配原理』

 札幌の岩村誠二さんから紙物詰め合わせセットをいただく。 レトロスペース坂会館 でおなじみの 坂ビスケットの新聞広告 など。

 釧路市立博物館「あの頃、道東は。 NHK番組上映会」 のスケジュールが決まる。 この日程ならば、うまくすると6作品すべて見ることができるかも。

 「工学関係の辞書」 はないよなァと思いながら念のために科学書の棚を見にいくと、 「あっ、こっちにありました」 と別の棚からお客さん。 「語学関係の辞書」 の聞き間違いだった。 ドイツ語の辞書が3冊売れる。

 他に2、4が売れる。
 5打数3安打。打率 3割5分7厘1毛。


2018年1月10日 (水)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第8試合


  1. カセットでもいいけど民謡の入ったの(九州)
  2. 『鶴居村史』
  3. プーチンに関する本
  4. 犬の栞
  5. おすすめの本

 北大通4丁目に建設中の再開発ビルへのテナント募集案内が届く。
 午後、ご近所さんにダンボール2箱分を納品する。

 2階の喫茶ラルゴの常連のお姉さまが私の頭をまじまじと見つめて 「あらま、しばらく見ないうちに、おたくの頭また一段と……雪が降ったね」

 電話で訊かれた 『鶴居村史』、本店に昭和62年版の在庫あり。 おとりおきになる。
 犬の栞は常連さんから。店頭で無料の栞を配っているのだが、 探るとご所望の図案のものがあった。 2安打目。

 「おすすめの本」 を尋ねてきたのは、はじめてのお客さん。 もちろんお好みの傾向はいっさいわからないので探りを入れる。

 1)角田光代と横山秀夫が好き、 2)ファンタジックではない小説が読みたい、 3)日本のものがよい、 4)文章は読みやすい方がよい、 5)あんまり昔のものは読みたくない、などなど。

 店の在庫と相談しつつ、 最後はええいままよとばかりに儂の好みに思いきり引きつけて堀江敏幸の短編集をお渡しする。
 5打数3安打。打率 3割0分4厘3毛。

 北大通店の めくりめくられ: 文庫化された町山智浩 『ブレードランナーの未来世紀 <映画の見方> がわかる本』 (新潮文庫) に手をつける。
 『ヴィデオドローム』、『グレムリン』、『ターミネーター』、『プラトーン』、エトセトラ。 80年代のハリウッドを席捲したこれら作品群が、 映画づくりの魔に魅入られた新鋭たちの強迫観念を母体としていたことを 当時のアメリカの世相と重ねながら探った好著。


2018年1月9日 (火)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第7試合


  1. 占いの本 (高島暦)

 北大通店の めくりめくられ: 金子 遊 『ドキュメンタリー映画術』 (論創社) を読みはじめる。
 10人のドキュメンタリー映画の作り手へのインタビューとドキュメンタリー論の2部構成。 著者は、昨年手にとり蒙を啓かれた 『国境を超える現代ヨーロッパ映画250 移民・辺境・マイノリティ』 (河出書房新社) の編者のひとりである。

 のっけから岩波映画時代を振り返る羽仁進へのインタビューに引きこまれる。
 『教室の子供たち 学習指導への道』 をつくったときは、 子どもたちの自然な振る舞いを収めるため東京の下町の小学校へひと月くらい通いたいと主張し、 前例がないと突っぱねる文部省の担当者と大いに揉めた。

 理解者が現れて撮影できるようになってからも節を曲げない。 大人のいうことをよく聞く子役の起用、覗き穴を使った隠し撮りの提案、そのどちらも断り、 目論見どおり堂々と教室の中にアリフレックスのカメラを据えつけてみせた。 というのも彼には勝算があったからだ。

 「下町の子どもたちにとって、映画といえばチャンバラ劇や、歌手が出てきて歌う歌謡ものの イメージだったんでしょうが、僕の現場ではまったくそんなことは起きない (笑)。 子どもたちは三〇分くらいで撮影隊への興味を失」 い、 おかげで自然体の子どもたちを撮影できるようになったという。

 これが1954年の話。 ケン・ローチの 『ケス』 やキアロスタミの諸作などのはるかな先達のような演出法である。
 後につづく挿話もにんまりとさせられる。

 「小学校二年生の教室に、撮影のため通っているうちに、 僕のまわりに子どもたちが集まって、こういうようになりました。 「おじさんたちは映画を撮っているというけど、そんなことないじゃない。 おじさんたちはバカな人たちなんだ」 と。
 どういうことかというと、普通の大人は毎日働いているのに、 おじさんたちはバカだから働ける場所がない。 それで、もう一度小学校から勉強しなおそうとしているが、いくら何でもそれは恥ずかしい。 そこで撮影するふりをして、小学校に通っているのではないかというんですね (笑)


 「撮影するふりをして」 だって! 子どもの発想はおもしろいなァ。 そういえば、今期の 「冬休み 子ども科学電話相談」 も愉しませてもらいました。

 本書の序文には、デジタルビデオカメラの高性能化とパソコンによる簡便な編集実現のおかげで 低予算ドキュメンタリー製作に道がひらかれた一例として、 平取アイヌ文化保存会の活動が紹介されている。

 「これまでの民俗映像と変わらないようだが、 重要なのはその多くをアイヌの人たちが自らの手で記録したことだ。 撮影と編集に映像の専門家が関わっているが、 ネイティブの人たちが民族誌映像の被写体の地位から抜け出して、 コミュニティ再生の方途として映像制作を使うようになったことの意義は大きい

 1打数0安打。打率 2割2分2厘2毛。


2018年1月8日 (月)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第6試合


  1. 野鳥図鑑
  2. 鈴村和成 『微分せよ、秒速で』
  3. 釧路の地図 (林道マップ)

 前の晩に作った書類が不出来でやり直し。
 3打数0安打。打率 2割3分5厘2毛。

 北大通店の めくりめくられ: 近藤聡乃の 『A子さんの恋人』 (ビームコミックス) がいかに素晴らしいか、 帰省中の生徒会長氏と意気投合す。 同志よ!
 とりわけ2巻巻末におかれた女子会もどきの抱腹絶倒なことといったら (悶絶)。


2018年1月7日 (日)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第5試合


  1. 日めくり

 市内の地区図書館をはしごしてから店を開ける。

 札幌に進学した音楽少年が久々に顔を出してくれる。 この日行われた成人式に出席するため帰省したという。
 音楽家の大友 (良英) さんがディレクターの 札幌国際芸術祭 には行ったのかいと尋ねたら、「僕、イベントのひとつに自分の曲を提供したんですよ」 と返ってきた。

 高校時代よく通ってくれた気安さから仮に音楽少年と記してみたが、 これからはひとりの音楽家として扱わなきゃ失礼だな。
 1打数0安打。打率 2割8分5厘7毛。

2018年1月6日 (土)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第4試合


  1. Chinese Book
  2. ボールペン
  3. 『自然の終焉』
  4. リンドバーグ夫人 『海からの贈り物』
  5. 『野生のうたが聞こえる』
  6. 高橋和巳 『邪宗門』

 寒いときは窓拭きで身体を動かすに限るな。

 3、5が売れる。
 閉店後、そこここに溢れていたポケミスを1ヶ所にまとめる。
 6打数2安打。打率 3割0分7厘6毛。


2018年1月5日 (金)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第3試合


  1. 合気道の本
  2. 『レ・ミゼラブル』

 午後、短時間店を閉めて某所に書類を受け取りに行く。

 2階の喫茶ラルゴの営業がはじまる。 まずはドリンクのみ。 次週火曜日から通常営業にもどる。
 2打数0安打。打率 2割8分5厘7毛。


2018年1月4日 (木)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第2試合


  1. 講談社の 『続日本後紀』 の全現代語訳
  2. 井上さん、関さん、土田さん、青木さんが編集した 『日本思想大系 律令』

 泥縄式に年賀状書き。
 2打数0安打。打率 4割。

 北大通店の めくりめくられ: 年始の休みに読んだ本では、津原泰水の 『エスカルゴ兄弟』 (KADOKAWA) にもっとも心を奪われた。

 作家が持てる技量のすべてを注ぎこんだかのような贅を凝らした老練な読み物。 料理が主題の小説だからいうけれど、どの具材にも旨みがたっぷりと染みこんでいる (たとえばタクシーの運転手が再登場するくだりにはビリー・ワイルダー成分)。 なのに書きぶりは若々しくどこまでも軽みを保つ。
 文庫化で 『歌うエスカルゴ』 と改題されたが、 読み終えるとやはり 『エスカルゴ兄弟』 の方が看板にふさわしい。 とまれ、1年のはじまりに本書に出会えた幸せを噛みしめる。

 他には旧年中に読みきれなかった本をいくつか片付けた。


2018年1月3日 (水)
北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第1試合


  1. 森巣 博 『無境界家族』
  2. 日めくり
  3. マンガ

 あけましておめでとうございます。 本年も豊文堂書店のサイトをどうぞよろしくお願いいたします。

 2018年最初のお仕事は、本店と北大通店の店まわりの軽い雪かき。

 1のリクエストにピンときてお客さんに尋ねてみたら、案の定NHKラジオ第一の 『すっぴん!』 年末の放送を聴いていらした。 高橋源一郎の 「源ちゃんのゲンダイ国語」 のコーナーで同書が取り上げられていたのだ。 それ、儂も聴いていたんですよ。

 東南アジアからの旅行者にジャンプ・コミックス版の 『シティーハンター』 が売れる。 ジャッキー・チェンが冴羽リョウに扮した実写映画を見たのは、もう25年も昔のことか……。 札幌日劇の2本立てで 『ラスト・オブ・モヒカン』 の添え物だった。
 3打数2安打。打率 6割6分6厘6毛。

 小田光雄氏の 「出版状況クロニクル」 が更新されている。
 「雑誌をベースとして構築された再販委託制による出版流通システムは、 崩壊どころか、解体の渦中へと向かっていきつつある」


2017年の夜に口笛を吹けば

2016年の夜に口笛を吹けば

2015年の夜に口笛を吹けば

2014年の夜に口笛を吹けば

2013年の夜に口笛を吹けば

2012年の夜に口笛を吹けば

2011年の夜に口笛を吹けば

2010年の夜に口笛を吹けば

2009年の夜に口笛を吹けば

2008年の夜に口笛を吹けば

2007年の夜に口笛を吹けば

2006年の夜に口笛を吹けば

2005年の夜に口笛を吹けば


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