開設日 2005年 1月 2日
最終更新日 2018年11月14日

   

港のまち、炭鉱のまちとして栄え、湿原を間近にのぞむ 道東の拠点・釧路。
ここは、1982年よりこの地に店をかまえる 豊文堂書店のウェブサイトです (店舗案内は、こちら を どうぞ)。


お知らせ
11/14 (水)  本店の新規入荷欄
郷土誌、鉄道、歴史、芸術、趣味、文庫の分野  計8点を 登録しました。

11/13 (火)  北大通店 古書目録
郷土誌、自然、歴史、芸術、文学、本の本の分野  計14点を 登録しました。
10/3撮影 阿寒湖のマリモ展示観察センターがあるチュウルイ島にて。(クリックすると 拡大します)
北大通店 2階 喫茶 ラルゴ Largo の 部屋 < 「喫茶ラルゴの新着情報」 >夜は口笛を吹くな
12/9 (日) ハシケン (Vo,Gt) & 蝦名摩守俊 (Vo,Gt) 2018 冬 TOUR うたのぬくもり 開催
12/15 (土) ANIEKY A GO GO! (Vo,Pf) ソロライブ 開催

詳しくは 下の 「ラルゴの部屋 入口」 から どうぞ。

日替ランチメニュー、展覧会やライブ告知 の 情報は こちら から
喫茶 ラルゴ Largo の 部屋 入口

 平位公三郎さんの自伝的音楽コラム 「レコードの溝」 を更新しました。

 紆余曲折ありましたが、4年と少しの連載でついに50回に到達しました (正確には 「第1回」 の前に 「前口上」 があり、すでに連載51回目なのですが)。
 今後も引きつづき 「レコードの溝」 をお愉しみください。

  吉田拓郎 『マーク II』 (You Tube より)

                (2018年10月9日更新)

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 豊文堂書店の常連さんが書き手にまわる連載コラム 「本を繋げて」 を更新しました。

 今回は特別編として、 根室市在住の福田光夫さんによる 「泉川駅史考」 (先行公開版) を掲載いたします (こちら からお読みください)。

 北海道東部のとある駅と町のかかわりを見つめた貴重な論考であるのは勿論のこと、 福田さんの少年期の幸福な思い出と結びついた、これだけは書き残しておきたいという使命のようなものがお分かりいただけるかと思います。

 また、本編がこの時期に発表される背景には、 JR北海道が北海道新幹線開通の裏で進める赤字路線の廃止検討策への懸念も見てとれるでしょう (福田さんは3月下旬に廃止される花咲駅の駅史を現在編纂中とのこと。 追記: 『花咲駅史 1921.8.5-2016.3.25』 は2016年10月初旬に刊行されました)。

                (2016年2月1日更新)

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  2018年10月16日 (火)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第281試合

  1. コルトレーンとデューク・エリントンのレコード
  2. トンコリ関係の本
  3. 「新潮45」 の8月号と10月号
  4. 手芸の本
  5. 料理の本
  6. 宮本浩次、エレカシ関連

 今期はじめてストーブをつけた。

 料理の本が売れる。
 6打数1安打。打率 2割4分8厘7毛。


  2018年10月15日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第280試合

  1. 北海道の方言辞典
  2. 釧路の地図
  3. 新規入荷に載っていた 『女優の秘密』

 朝、NHKのラジオ番組 「すっぴん!」タブレット純 さんが出演。 半年前に2階の喫茶ラルゴで 愉快なコンサート を開いてくださった記憶も新しい。
 社長がファンなのですぐに電話をして知らせてあげた、そんな出勤前のひとときじゃった。

 『北海道方言辞典』 は数日前に販売済み。 本店の在庫はまだある。 お客さんに教えるとあちらでお求めいただける。
 3打数1安打。280試合を終えて、967打数241安打。打率 2割4分9厘2毛。


  2018年10月14日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第279試合

  1. フォーサイス
  2. A・J・クィネル
  3. トレヴェニアン
  4. 塚本哲也 『エリザベート』

 クルーズ船が2隻も入港。 今年はこれで終わりのようだ。

 1〜3までお客さんがたくさん書名を記したメモを見せてもらう。 フォーサイスの 『帝王』、クィネルの 『血の絆』 が売れる。 棚に残しておいてよかった。
 4打数2安打。打率 2割4分8厘9毛。


  2018年10月13日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第278試合

  1. 雑誌 「LEE」
  2. 藤田の
  3. 田辺主さんの画集を2冊
  4. ルーブル美術館の本

 新刊で絶賛お取り扱い中の田辺主さんの画集 『CHIKARA TANABE HIS WORKS 午後の散歩』 に指名が入る。

 他に、小暮満寿雄 『堪能ルーヴル』 が売れる。
 4打数2安打。打率 2割4分7厘9毛。


  2018年10月12日 (金)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第277試合

  1. 文庫で吉村昭の 『破獄』
  2. 『東北復興地図』?

 『破獄』 は単行本あり。 ただしお客さんは旅行中で大きい本は敬遠されてしまった。
 2打数0安打。打率 2割4分6厘8毛。


  2018年10月11日 (木)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第276試合

  1. 釧路出身の有名な女性作家の本
  2. 宗教、哲学関係

 阿寒湖遊覧船上の「Are you happy?」事件の顛末をおもしろおかしく話したら、 大阪のガス人間さんが大喜びして、ついには一篇の詩に仕立ててくれた。

  アーユーハッピー?」  平位公三郎・作

 それは、
 はしゃぐインバウンドたちに囲まれた
 遊覧船のデッキに、
 たった一人で居る
 私に向かって
 突然発せられた。

 それは、
 街中で呼び止められた
 外国人二人組の
 「アナタハ、カミヲ、シンジマスカ?」
 という
 わざとらしいカタコトの日本語にも聞こえ、
 一瞬私の頭の中は
 真っ白になった。

 とはいえ、
 この場合は
 たった一人の日本人代表としては、
 いわゆる <曖昧な笑顔> を向けるしかないんだろうなと、
 ひきつった心を奮い立たせたが、
 覚悟がつかない。

 騒ぐインバウンドたちを、
 何も考えず
 ぼうっと眺めていたら
 心静かな湖面に
 いきなり石を投げられたからだ。
 それも意外に大きな石を…

 理不尽ではなく
 失礼でもない。
 まあ、ほっといてくれ!に近い
 お節介だろうな。

 でも、これは意外と哲学的な問いかけで、
 単純にイエスノーで応えられない。
 一週間待ってくれ、とも言えない。

 さて、
 私は
 何と
 応えたのでしょうか?



 こちら はアイアン・バタフライの 「Are You Happy」。

 1は桜木紫乃さんのこと。 北大通店に在庫はないが、お客さん、本店まで足を運んでくれたよう。 向こうで3冊お求めいただける。
 2打数1安打。打率 2割4分7厘3毛。


  2018年10月10日 (水)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第275試合

  1. たけしのお母さんのさきさんの本
  2. 週刊誌

 夜、2階のラルゴは貸切営業。 「週に3回通える本屋ができるまで」 と題して かもめブックス 代表の柳下恭平さんのお話を聞く会が開かれる。 主催は クシロソーシャル大学

 偽学生になりすまして階下で営業しながら盗み聞き。 北大通には新刊書店が1軒もない。
 2打数0安打。打率 2割4分6厘8毛。


  2018年10月9日 (火)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第274試合

  1. 当たらしいのなんぼか入ってますか
  2. 西行
  3. 三月書房
  4. 武井武雄
  5. 「音楽の本」?

 平位公三郎さんの自伝的音楽コラム 「レコードの溝」 を更新しました。

 紆余曲折ありましたが、4年と少しの連載でついに50回に到達しました (正確には 「第1回」 の前に 「前口上」 があり、すでに連載51回目なのですが)。
 今後も引きつづき 「レコードの溝」 をお愉しみください。

  吉田拓郎 『マーク II』 (You Tube より)


 1の 「新しいの」 とは洋書のリクエストを指す。 最近入荷したものはないけれど1冊お求めいただける。
 他に、角川ソフィア文庫の 『西行 魂の旅路 ビギナーズ・クラシックス日本の古典』 が売れる。

 「三月書房の本はありませんね」 などと答えておきながら後で料理の棚から1冊みつかった。 ばつが悪い。 三月書房の友竹正則 『オトコの料理』 がもらわれていく。
 5打数3安打。打率 2割4分7厘3毛。

 夜、2階の喫茶ラルゴで1年ぶり2回目の 「田口史人のレコード寄席」 開催。 よい話をたくさん聞かせてもらった。
 「レコード寄席」 とは何か。 田口さんのお店・円盤/リクロ舎の このページ に詳しい。

 田口さんが目論むのは、 「叛史」 (船戸与一) をいくつも立ち上げることで正史のいかがわしさに亀裂を入れる、 一種の異議申し立てではなかろうか。 しかもその際、遊び心を忍ばせておくのを忘れない。
 終了後の物販タイムで財布の紐がゆるむ。


  2018年10月8日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第273試合

  1. こういうので他にいいの
  2. Comic

 体育の日。
 永田秀郎 『釧路街並み今・昔』 (北海道新聞社) が売れて、1をクリア。
 2打数1安打。打率 2割4分5厘5毛。


  2018年10月7日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第272試合

  1. 山の地図
  2. 画集

 雨でJRが停まる。 釧路を離れる予定だった大阪のガス人間さん、代わりのバスが出発する夕方まで足止めを食う。
 2打数0安打。打率 2割4分4厘9毛。


  2018年10月6日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第271試合

  1. 仏教関係の書籍
  2. 『女子刑務所ライフ!』
  3. 宮澤賢治
  4. 宮澤賢治のお兄さんの清六さんの 『兄のトランク』

 午前中、出張買取りが2件つづく。 はじめはこれまで7回通ったお宅。 8回目にしてついにすべての本の搬出が終わる。
 そのまま次のお宅へ直行。 こちらは少量ですぐに済む。 本店で荷物を少し下ろして、12時すぎより北大通店を開ける。

 夜、大阪のガス人間さんこと平位さんと待ち合わせて、駅前の喫茶えいが館の土曜ライブに向かう。 演者は地元ミュージシャンの平井一彦さんと国分和三盆さん。 平井さんの代表曲 『密漁』 、いつ聴いてもグッとくる。 新曲も披露してくれた。
 終演後、平井さんファンの平位さんが平井さんに初対面のご挨拶を。

 立松和平の 『道元禅師』 が売れる。
 4打数1安打。打率 2割4分5厘4毛。


  2018年10月5日 (金)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第270試合

  1. 演歌のカラオケのCD
  2. 阿刀田 高 『冷蔵庫より愛をこめて』
  3. 阿刀田 高 『ナポレオン狂』
  4. 阿刀田 高 『食べられた男』
  5. 新規入荷に載ってたカルーセル麻紀の本
  6. 『かたち 自然が創り出す美しいパターン』
  7. 『オーパ、オーパ!! 宝石の歌』
  8. ポケミスの初期の田中小実昌訳の女探偵もの

 知らないうちに2階の喫茶ラルゴのメニューにカレーが加わっていた (先週末かららしい)。
 8打数0安打。270試合を終えて、937打数230安打。打率 2割4分5厘4毛。


  2018年10月4日 (木)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第269試合

  1. 額縁
  2. 岩合光昭の写真集
  3. 島地黙雷
  4. 鴻雪爪
  5. 田中智学
  6. 吉田拓郎とかの詞を書いてる岡本いさみさんの本
  7. なぎら健壱
  8. バッハのオルガンのテープかCD

 朝、納品。
 大阪のガス人間さんがご来釧になる。 今回もお会いすることができてよかった。

 雨漏り工事の業者さんが下見にみえる。

 8のCDあり。
 8打数1安打。打率 2割4分7厘5毛。


  2018年10月3日 (水)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第268試合

  1. 宮脇俊三 『時刻表2万キロ』 の文庫本
  2. マンガで 『栄光なき天才たち』
  3. 保育社の図鑑で地衣植物の

 前日は釧路古書籍商組合の秋季市参加のため臨時休業。 道東の古書店が6軒集まり釧路管内の某温泉ホテルに1泊してきた。

 組合の行事自体はこの日の午前で終わる。 まっすぐ帰れば昼から店を開けられるが、せっかくの機会である。 普段できない観光地めぐりをしたい。 阿寒湖畔まで足を伸ばして、ウン十年ぶりに 遊覧船 に乗った。

 船内は海外からの団体旅行者でいっぱい。 デッキで風に当たっていると 、外国の方に 「Are you happy?」 と話しかけられる。 よほど景気悪いツラをしていたのだろう。 身投げでもするんじゃないかと心配されたのかしら。 童心にかえったつもりで目いっぱい愉しんでいたのに……。

 夕方5時半より店を開ける。
 2階の喫茶ラルゴでは、前日より 「こども絵画教室 MUKU 秋と発表会」 がはじまっている。

 そのラルゴの喫茶部長は、常連さんに誘われて恒例の 大日本プロレス 観戦へ。
 3打数0安打。打率 2割4分8厘6毛。


  2018年10月1日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第267試合

 北大通店の めくりめくられ: 北海道新聞の朝刊で新たな連載小説 『逃亡者』 がはじまる。 中村文則を読むのははじめて。

 午前中、眼科の再診。 そのまま一日身体を休めるつもりだったが午後4時から開ける。 組合秋季市の準備が整う。
 0打数0安打。打率 2割4分9厘4毛。

 小田光雄氏の 「出版状況クロニクル」 が更新された。


  2018年9月30日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第266試合

  1. 釧路の歴史がわかる写真が載った本 (2012年?に出た本)
  2. 三浦綾子 (『銃口』)
  3. この前ここで買った伴淳三郎の本がおもしろかったのでそれに似たおすすめの本

 台風24号が近づく。

 木保秀一・監修 『保存版 ふるさと釧路』 が売れる。 地元の出版社ではなく、長野県の郷土出版社なるところが作ったもの。 金曜の晩、たまたま本店の本の山から眠っていた同書を掘り出して持ってきたばかりだった。

 松村達雄のエッセイ集 『金はなくても 芝居と女と貧乏と』 が売れて、3をクリアする。 カバー袖の推薦文は 渥美 清。
 3打数2安打。打率 2割4分9厘4毛。

 北大通店の めくりめくられ: 北海道新聞朝刊の連載小説が414回目にして最終回を迎える。 桐野夏生の 『とめどなく囁く』。 作者の旧作に手を伸ばしてしまうくらい怖気を震うおもしろさだった。


  2018年9月29日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第265試合

  1. 詩集
  2. 小川未明
  3. 山本七平 『空気の研究』

 気鬱の谷に落ち込む。

 ほるぷの復刻本で小川未明の 『赤い船』 が売れる。
 3打数1安打。打率 2割4分8厘0毛。


  2018年9月28日 (金)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第264試合

  1. 岩波新書の廣松 渉 『新哲学入門』
  2. 講談社現代新書の廣松 渉 『哲学入門一歩前』
  3. 桜木紫乃 『ホテルローヤル』

 北大通店の めくりめくられ: 九州の猫山さんから郵便が届く。 JR九州の車内誌 「プリーズ 2018年9月号 特集 天草西海岸をめざして」 や 「月刊はかた 2018年8月号 特集 わたしの好きな絵本」 など、かの地の雑誌が封入されていた。 普段店のカウンターテーブルに縛りつけられている身の上ゆえ、てき面に旅心を誘われる。

 ご当地小説の 『ホテルローヤル』、北大通店に在庫はないが、 すぐご近所の佐藤紙店が新刊で扱っていてお客さんに教える。
 3打数0安打。打率 2割4分7厘8毛。


  2018年9月27日 (木)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第263試合

  1. Pen
  2. この辺の古い地図とか歴史とか写真が載っている本
  3. 昔の鉄砲や大砲が載っている本
  4. 『男はつらいよ』のDVD

 釧路新書と同朋舎出版の 『ビジュアル博物館 4 武器と甲冑』 が売れる。
 4打数2安打。打率 2割4分8厘6毛。


  2018年9月26日 (水)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第262試合

 社長と十勝方面に出張。 戻ってくると午後6時半すぎだった。 溜まった仕事を片付けがてら少しの間店を開ける。 前夜みたいに高文連の参加者が来てくれるかもしれないという淡い期待も少々。 や、そちらは空振りでしたけれど。
 0打数0安打。打率 2割4分7厘5毛。


  2018年9月25日 (火)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第261試合

  1. 下重暁子さんが書いた瞽女の小林ハルさんの本
  2. 北海道新聞社の本 (神田日勝の奥さんが書いた本)
  3. 「HO」 の2018年10月号

 郊外に納品してから店を開ける。

 夜7時すぎに寄ってくれた若者たち。 聞けば、第60回全道高等学校新聞研究大会参加のため、道南からやってきた某校新聞局の皆さんだった。

 神田ミサ子 『私の神田日勝』 が売れる。
 3打数1安打。打率 2割4分7厘5毛。


  2018年9月24日 (月)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第260試合

  1. 丹頂鶴の写真集
  2. 「文藝春秋」 の新しいの
  3. 『星の王子さま』
  4. 原田康子 『挽歌』
  5. 漢方の本

 秋分の日の振替休日。

 岩松健夫 『たんちょうづる THE JAPANESE CRANE』 (講談社) が売れる
 5打数1安打。260試合を終えて、902打数223安打。打率 2割4分7厘4毛。


  2018年9月23日 (日)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第259試合

  1. マンガ (『進撃の巨人』)

 前夜につづいて、この日も2階の喫茶ラルゴは熱かった。 「ギターパンダ ソロライブ」 釧路公演 の密度の濃さにやられる。 とりわけ 「ひきしお」 という曲に拍手を送りたい。 パンダの被り物の下に宿る頑丈なこころよ。 その滲み出るやさしさよ。

 パンダさんが山川のりをさんに変わる瞬間は、階下の受付席にいて目撃できなかった。
 1打数0安打。打率 2割4分7厘4毛。


  2018年9月22日 (土)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第258試合

  1. 他にレコード
  2. 歴史もの
  3. 筒井さんや星新一

 碇 義朗 『飛龍天に在り 航空母艦 「飛龍」 の生涯』 (光人社) が売れる。 筒井康隆 『虚構船団の逆襲』 も売れる。
 3打数2安打。打率 2割4分7厘7毛。

 夜は、2階の喫茶ラルゴの 「ウルフルケイスケ MAGICAL CHAIN ひとり CARAVAN 2018」 釧路公演 で盛り上がる。 歌い手の明朗さに聴衆みんなが包まれるようなよいライブ。


  2018年9月21日 (金)
 北大通店 本日の在庫お問い合わせ 第257試合

  1. 新潮文庫 (内田幹樹 『査察機長』)
  2. 英語かフランス語の本
  3. 『根室のサケマス』?
  4. 建築の本
  5. 古い地図

 翌日、2階の喫茶ラルゴでライブを開く ウルフルケイスケ さんが1日早く釧路入りして姿を現わす。
 ふふふ、階段をあがろうとしたケイスケさん、 前夜飾ったピンク・レディーのレコードに目を留めたわい。 その後の経過は ご本人がツイートされている とおり。
 5打数0安打。打率 2割4分6厘3毛。 (K)
10月第五週のお猫様のお出迎え 検索の小部屋
10/29撮影。日高管内 新ひだか町 静内の喫茶店シジジーカフェにて。(クリックすると 拡大します)
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音楽コラム 「レコードの溝」 第50回 吉田拓郎 その5  平位公三郎・文
 平位公三郎さんの自伝的音楽コラム 「レコードの溝」 が4ヶ月ぶりの再開です。
 紆余曲折ありましたが、4年と少しの連載でついに50回に到達しました (正確には 「第1回」 の前に 「前口上」 があり、すでに連載51回目なのですが)。
 今後も引きつづき 「レコードの溝」 をお愉しみください。

  吉田拓郎 『マーク II』 (You Tube より)


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 レコードの溝  第50回 
 吉田拓郎 その5 (『古い船をいま動かせるのは古い水夫じゃないだろう』 『青春の詩』 『たくろうオンステージ第2集』 中編 その1)

                               「大阪のガス人間」 こと 平位公三郎 ・ 文


 ※ 更新に時間がかかったのは、天変地異の影響による精神的動揺です。

 中古レコード店で買った 『古い船をいま動かせるのは〜』 を初めて聴いて、不思議な気分になった。 懐かしいような気恥ずかしいような、何とも中途半端な気分ですね。
 拓郎の作った楽曲は3曲入っているが、 「マークU」 と 「ニワトリの小さな幸福」 は拓郎以外の人が歌っている。 それは、広島フォーク村名義だからだろうが、やはり 「イメージの詩」 は飛び抜けている。
 それより、曲間に入るデモのシュプレヒコールが懐かしいというよりも、何ともほろ苦いのです。

 それは、このアルバムが出たのが1970年で、それから約50年経ちます。 この半世紀で、この国は何を失い何を得たのか?と考えてしまうのですよ。 すると、複雑な気分になります。
 失ったものは、「空き地」・「空間」 だと思う。 それは、人と人との 「距離」 であり 「緩衝帯」 であり 「グレーゾーン」 であり 「寛容」 につながると思う。
 車で言えば、ハンドルの 「遊び」 ですね。 「遊び」 が無いと事故を起こしてしまう。

  ★

 つまり、人と人との 「すき間」 を <孤独> と勘違いしてSNSで埋めてつながってると思っていても、 それは逆にトラブルになる可能性が高いのです。 おせっかいと親切の境目ですね。これはとてもビミョーです。 人間には、放っておいて欲しい時もありますからねぇ〜。

 これが距離感です。孤独感とは似て非なるものです。
 でも、中高生の頃は不安定ですから、距離感を孤独感と勘違いして、SNSで犯罪に巻き込まれたりします。 (孤独感は、誰にもどんな状況でもありますから消えません。 何故ならば、それは自分の内部の深いところにありますからね。 こいつとは生きてる限り付き合うしかありませんねぇ〜。 それは、もう一人の自分かもしれないし自分の影かもしれない。)
 それに、中高生時代の精神不安定期の道を外した行いは、その後の人生に結構大きな影を落とすが、 その時には分からないのです。

  ★

 さて、問題はその他人との 「すき間」 に何が入って来たかというと、 細かいルールや規則が入って来たのですよ。 それは、前回書いた喫煙場所だったり、ゴミの出し方だったりセクハラ/パワハラだったりします。 それに、表現や表示の言葉遣いだったりとかの、 法律や法規違反とまでは行かないエチケットやマナーだったりします。
 つまり、他人を許せる <寛容さ> が無くなったんです。 私の住んでるマンションでも、年々細かいルールが増えました。 窮屈で、それが良いこととは思えないんですが、仕方ないのかなとも思います。

 いやあ、現代人は疲れる。 だから、ゆとりをもって人と付き合いましょう! そのために、私は退職してから友だちを絞ることにした。

 「一年生になったら」 という歌に、「友だち百人できるかな」 という歌詞があるが、 友だち百人いたら自分の時間が無くなるだろう!?と突っ込んだことがある。 この歌自体は、荒唐無稽でおおらかな児童向けの歌なのだが、 SNSで <いいね> の数を競う心理と同じではないですか?
 そういえば、フェイスブックに登録した途端に、 知人や全く知らない人たちから友だち登録希望が押し寄せたので、怖くなって無視してますね。 <電波友だち> は不要です。 実体のある少数の友だちで充分ですよ。 いやぁ〜、人付き合いは疲れる。

  ★

 話は少し逸れたが、このアルバムを聴いて思ったのは、カレッジフォーク風の曲調が多いなということだ。 カレッジフォークの定義を私なりにすると、<学生風の素人っぽく歌いやすい楽曲> でしょうか。

 もしかしたら、浜口庫之助はわざと素人っぽく 「バラが咲いた」 を作ったかもしれない。 それはテクニックだ。 「若者たち」 とか 「この広い野原いっぱい」 とか 「小さな日記」 とか 「白いブランコ」 とか 「海は恋してる」 とかのタイトルを並べるだけで歌詞ができそうだ。
 まあ、<青っぽい> とでも言うか今となっては気恥ずかしいが、 当時の20歳前後としては精一杯だと思う。 素人とプロの間かな?

 〜と、最初に聴いた時には思い、もっとプロテストソングが多いと思ってたので意外だった。
 しかし、私が感じた東京のカレッジフォークとも関西フォークとも違う オリジナルソングの広島フォーク村のアルバムを作りたい!という強い意志を感じた。

  ★

 60歳も半ばを過ぎると、先行きが不安になる。 それは、当然20歳前後の先行き不安とは異なるが、不安の中身が違うだけで不安は不安だ。
 若い頃の不安は、漠然とした未来に対してだった。 今の不安は、死が近付く不安というよりは、動けなくなる不安だ。 死に至る残り時間ではなく <いつまで動けるか?> で、それは誰にも分かりませんけれど、 体のあちこちが傷んでくると、 車で言えばタイヤがヤバいとか電気系統の流れが悪いなとかを感じるのです。

 〜〜でも、それらを静かに受け入れる <悟り> が欲しいな、と思うこの頃です。 宗教的ではなく、哲学的に。〜〜

 このアルバムを聴いて、「若さの不安」 を感じた。 それは、未来への不安というよりも今現在 (1970年当時) の確認と疑問かな? その確認と疑問で不安を打ち消そうとしている。 それを <そのこと> を、当時の若者たち (若い自分自身も含めて) が一生懸命歌っている。
 それが拙くてもいいじゃないか!と思った。 それが今となっては <収穫> だと思う。

  ★

 では、アルバムの曲です。
 Side 1の1曲目は 「イメージの詩」 で、確かに飛び抜けてるけれど、 このアルバムの中にはちゃんと収まってるように思う。
 2曲目は 「いろどられた世界」 で、作詞・作曲は伊藤明夫。 フォーク村村長さんですね。 静かに一人で、鮮やかに彩られた世界に対する違和感を歌います。 静かな怒りを感じる。 関西フォークに近いかな?

 意外だったのは3曲目の 「もしも」 という曲で、作詞・作曲は友広信夫という人でラヴソングだ。 これは、当時としてはオシャレなのではないかな? 男女が二人でハモりながら流れてゆく。 ボサノバ調のギターが上手くて後のシティポップにも聴こえる。 「イメージの詩」 とは異なる種類の意味で突出している。
 4曲目は、「れんげの唄」 で作詞・作曲はいちごの木。 牧歌的なフォークソングだ。

 Side 2は、1曲目 「赤い柿」 というメルヘンチックな曲で、 作詞・作曲は白髭健次、拓郎の話にも出てくる人だ。 女の子の声が絵本のように聞こえる。
 2曲目は、まるでカレッジフォークソングの 「白いこな雪」 だが、なんか広島っぽいな。 素朴な感じだ。 フォー・セインツの 「小さな日記」 に似ている。

 3曲目は 「マークU」 だが、いろんなアレンジで聴いたがこの曲の原曲の感じは、逆に新鮮に聴こえる。
 4曲目の 「波よけさないで」 もカレッジフォークソングで、 途中からのボーカルがはしだのりひこに聴こえる。 そして、ラストの拓郎作品 「ニワトリの小さな幸福」 は、当時の拓郎の心境を表しているのか、 自分の周りの狭い世界を大切に思っている。 でも、迷っている感じもある。 プロになるか?サラリーマンになるかの瀬戸際だったと思う。

 この、9曲収録のアルバムを最初は軽く見ていたが、 プロに近い楽曲や演奏もあってごちゃ混ぜのとても不思議なレコードだと思った。 バラエティーに富んでいる。
 どうやら、拓郎のプロデュースの力が強く働いたようで、 拓郎個人の作品も同時にたくさん録音されたようだ。 それも聴いてみたいものだ。

 しかし、全共闘がどうしてこのアルバムを制作したのか? 当時としてもかなりの資金が必要だ。 曲の間に挿入されているデモのシュプレヒコールやインタビューや 機動隊の音声が主役にはならないにしても、広島フォーク村とのつながりが分からない。

 そのあたりの流れは、<<広島フォーク村になぜ奇跡が起きたのか>> を検索してください。 このブログを書いている蔭山敬吾さんは、このアルバムの 「イメージの詩」 でべースを弾いてます。

 次回は、拓郎 (「たくろう」 表記) のデビューアルバム 『青春の詩』 です。


 ※ 実は今現在10月5日、北海道釧路でこの原稿を仕上げています。 3日から釧路に来ています。 ずい分前に飛行機のチケットを取り宿の予約をしたのですが、 まさか地震と停電で北海道があんなことになるなんて思わなかったし、行くか止めるか? 正直迷いました。 でも、やはり行くべきだと思いました。

 それは、ボランティアも募金もしなくても、豊文堂や喫茶ラルゴの人たち、 それに釧路の街の人たちに会い、そこでお金を使うのも復興支援だなと考えたからです。
 風評被害の影響は結構大きいのです。 (北海道の面積は、私の故郷兵庫県の約10倍あり、 特急でも札幌から釧路まで4時間かかりますので、是非ともその広さを体感してください!)
 北海道に来てねー。


 ◇ では、釧路で作った歌です。


  岸壁で出漁準備の船たちを
  カラスとカモメが賑やかに見る

  湿原の濁った水が海へ出て
  やがて溶けゆく太平洋へ
  (たくさんの養分を含んだ濁った水です。)

  悲しみを空の奥へと仕舞い込み
  北海道を秋晴れつつむ


 以上です。


                                  (2018年10月9日掲載)

                               これまでの 「レコードの溝」は こちら です。
常連さんのリレー連載 「本を繋げて」 第41回 特別編  福田光夫 「泉川駅史稿」 (先行公開版)
 豊文堂書店の常連さんが書き手にまわる 「本を繋げて」 という連載コラムを設けました。
 本に魅入られ、ときに格闘しながら、歩みをともにしてきた方々が、とっておきの話を持ち寄ってくださいます。 いずれも広い意味での 「発見」 にまつわる物語になるでしょう。
 本を繋げて人を繋いで、読書の愉しみ、探書の悦びが少しでも身近になりますように。

               ×                 ×                 ×


 「本を繋げて」 の特別編として、根室市在住の福田光夫さんによる 「泉川駅史考」 (先行公開版) を掲載いたします。

 北海道東部のとある駅と町のかかわりを見つめた貴重な論考であるのは勿論のこと、 福田さんの少年期の幸福な思い出と結びついた、これだけは書き残しておきたいという使命のようなものがお分かりいただけるかと思います。
 また、本編がこの時期に発表される背景には、 JR北海道が北海道新幹線開通の裏で進める赤字路線の廃止検討策への懸念も見てとれるでしょう (福田さんは3月下旬に廃止される花咲駅の駅史を現在編纂中とのこと。 追記: 『花咲駅史 1921.8.5-2016.3.25』 は2016年10月初旬に刊行されました)。

 今回発表分は先行公開版だということですが、追加情報を加えた完全版の執筆も構想しておられます。
 長文のため、中盤以降は別ページにリンクを貼ってお読みいただけるようにしました。 画像はクリックすると拡大できます。 ぜひ最後までお付き合いください。



 第41回 特別編 「泉川駅史稿 (先行公開版 2015.1.6 現在)
                                              福田光夫 ・ 文


  ■はじめに

 平成元 (1989) 年4月29日、根釧台地の発展を支えてきた標津線が廃止された。 人々の夢や希望、あるいは絶望を運び続けた標津線の全貌は、個々の記憶や映像類、 同年に発行された 「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 等をもって、今も語り継がれてきている。
 そんな標津線の駅のひとつに 「泉川駅」 がある。 正真正銘、本物の僻地にあった駅である。 この駅に愛着を感じている人たちは、当時、住んでいた人たちか、秘境駅として訪れたことのある特定の鉄道マニアしかいないだろう。

平成元年4月29日の泉川駅。(クリックすると 拡大します)

 「泉川駅」 のあった市街地は戦後、急速に発展し、急速に萎んでいった特異な歴史を持つ。 今は、市街地部分は消失し、点在する酪農家が泉川を支えている。
 まだ市街地が少し残っていた昭和40年代に、父親の転勤の都合で、 小学校2年から6年生までの5年間、駅の近くに住んでいた者が駅史をまとめてみた。

 私は、昭和49 (1974) 年3月に廃校となった泉川小学校、最後の卒業生8人のなかの一人であったことを先に書いておく。
 泉川小学校の校歌は 「根室広野の樹木 (きぎ) あおく…」 で始まる。
 「泉川駅」 とは、そんな場所に、ポツリと出現し、ひっそり消えていった。 戦後70年のなかで辿った 寂しい駅の物語である。


  ■標津線の全線開通

 「泉川駅」 を語る前に、標津線全体のことを簡単に解説する。
 標津線は 「標茶駅」 と 「根室標津駅」 を結ぶ横の線 (69.4km 全線開通前は標茶-中標津間を標茶線と呼称) と、 「中標津駅」 と 「厚床駅」 を結ぶ縦の線 (47.5km) がT字状になっていた。 根釧台地に入植した人々の動脈路として、生活や産業を支えてきた。

「中標津西別間鉄道開通記念ゑはがき」袋の表紙。(クリックすると 拡大します)

 昭和9 (1934) 年10月発行の祝標津線開通記念 「新根室41号」 によると、 大正10 (1921) 年に根室本線が根室駅まで開通するや、直ちに本格的な標津線の建設運動が始まった。 翌大正11 (1922) 年4月法律第37号鉄道敷設法中に 「根室厚床附近より標津を経て北見国斜里に至る鉄道」、 即ち根室原野縦断鉄道が予定されるに至った。

 最初に開通したのが、「厚床駅」 と 「西別駅」 間で、昭和8 (1933) 年12月1日に開通した。 次いで 「西別駅」 と 「中標津駅」 間が、昭和9 (1934) 年10月1日に開通し、縦の線ができた。 もともとは、「厚床駅」 から 「根室標津駅」 までが標津線の名称だった。 「標茶駅」 と 「中標津駅」 間の路線は、後で追加され、奥地の拓殖事業の推進に対応したものだった。
 次に 「標茶駅」 と 「計根別駅」 間が昭和11 (1936) 年10月29日に開通し、 「根室標津駅」 までの全線開通は、昭和12 (1937) 年10月30日のことだった。

 当時の標津村が発行した 「中標津西別間鉄道開通記念ゑはがき」 が手元にあるので、 袋の表紙と、封入されていた4枚の絵葉書を掲載した。 袋の表紙にある地図を見ると、標茶−標津間が開通していない。 標津線と関係のない写真もあるが、中標津地域の 「ご自慢」 が何であったのか、分かるので掲載した。 なお、鉄道マニアにとってバイブルの 「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 には、いずれも未収録の資料である。

中標津駅。(クリックすると 拡大します) 標津市街全景。(クリックすると 拡大します) 養老牛温泉。(クリックすると 拡大します) 農事試験場根室支場。(クリックすると 拡大します)

 全線が開通した際には、鉄道省北海道建設事務所が 「標津線標茶線全通記念絵葉書」 を発行している。 袋の裏面が建設要覧になっており、線路平面図1葉や絵葉書4枚が封入されていた。 こちらは 「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 にも白黒写真で掲載されているが、ここでは、袋の両面と絵葉書4枚を掲載した。

「標津線標茶線全通記念絵葉書」袋の表面。(クリックすると 拡大します)

 袋の表側の絵は、国後島に向かっていくようなSLの後ろ姿が旅愁を誘う。 まさか、その8年後、ソ連に不法占拠されてしまうとは、誰も予想はしていなかっただろう。 今見ると、何か苦難を暗示しているかのような図柄だ。 裏の建設要覧は、標津線の建設事情を知るための第1級資料である。

「標津線標茶線全通記念絵葉書」袋の裏面・建設要覧。(クリックすると 拡大します)

 (建設要覧は、標津線と標茶線に分かれている。なぜ、標津線に統一されたのか調査中)

 なお、私の手元にあるのは、線路平面図が欠落している。 地図を見たい方は、「彩雲鉄道 標津線56年の歩み」 を参照願いたい。 その代わり、この駅史のおまけとして、バイブルの方には未収録の 「尾岱沼の蝦取船」 絵葉書を掲載した。 「尾袋沼」 と誤植がある。 直接、標津線とは関係ないので、掲載しなかったのだろう。

根室標津停車場。(クリックすると 拡大します) 標津線第二標津川橋梁。(クリックすると 拡大します) 標茶線十六粁附近直線路。(クリックすると 拡大します) 尾岱沼の蝦取船。(クリックすると 拡大します)

  ■泉川の地域史と駅の誕生

 別海町と厚岸町及び標茶町の境界線近くあった 「泉川駅」 は、「標茶駅」 の東隣の駅となるが、 間には 「多和乗降場」 (標茶駅から2.6km) があった。 「泉川」 の東隣の駅は、昭和42 (1967) 年4月1日に、地域の請願によって開設された 「光進駅」 で、終始、駅員無配置だった駅である。
 「泉川駅」 は、標津線の全線開通から7年後の昭和19 (1944) 年5月1日、 まずは仮信号所として開設され、同27 (1952) 年3月25日、一般駅に昇格した。

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                                            (2016年2月1日掲載)
随筆再録 第12回 「近未来の釧路市北大通繁盛記」 豊文堂書店 店主 豊川俊英 ・ 文
  近未来の釧路市北大通繁盛記   一古書店主の夢想
                                    豊文堂書店 店主 豊川俊英 ・ 文


 ――賑わっている。
 釧路駅から幣舞橋、それに橋向こうの南大通りの3軒をいれると、 この地区には何と25軒の古本屋が出来てさらに出店予定が4軒、 また全国チェーンの大型新古書店も進出を窺っているとの噂だった。
 北大通周辺はホテル街と古本屋街、それに従来よりの銀行・金融機関、各種公共施設、民間企業、個人商店がうまく絡み合って、 今や 「北の神田」 「北海道古本特区」 と呼ばれ、日本中より本好きを集めていた。

 JRや航空各社も競ってツアー商品を企画している。
 HACの 「函館・旭川・釧路、古本・温泉満喫の旅」、JALとANAも 「知床・釧路湿原・阿寒観光、古本探索ツアー」、 JRはお得意の3輌のSLを使って、根室―網走迄の特別列車 「SL古本号」 だ。 書棚のついた特別車輌を連結して車内販売もしております。
 来春には東京〜釧路間のフェリーも復活が決まった。 首都圏から自転車やバイク、乗用車で沢山の人が来るだろう。

 北大通商店街は確実に昔々の賑わいを取り戻しつつある。
 空き店舗に手頃になった家賃の魅力で若い人がここ7、8年の間にどんどん開業して増殖したのだ。
 古本のインターネット全盛時代は一服し、商売はやはり対面販売でという社会の変化と、 小さくても個性のある品揃えの店に再びお客さんが戻って来たのである。 オタク的な店主もいるが、その 「オタク」 を専門にしてしまったのである。

 高齢者や障害のある方にも配慮して手すりをつけ段差がなく、 店内を自由に見れる店も3軒あり各店ごとにトイレや休憩所も整備中である。 観光案内、荷物の一時預り、みやげ物販売、古本屋案内も兼ねた 「道の駅」 もあり好評である。 アジア各国からのお客様にも対応出来るようだ。

 駐車場のスペースが確保出来ない等の理由で、出店が遅れていたコンビニ業界も、今は各社が進出し競っている。 新刊書店の大手 「トーチャンゴー」 も40歳以上のお客様に的を絞った新店を現在十字街に建設中である。
 かつて中心街を運行していたあの懐かしの 「くるりん」 も 「こしょりん」 と名前を変えて元気に走っている。 現在は3台が稼動中であり、大切な足となっている。
 古本好きは地味ではあるが確実な滞在型であり1泊・2泊して地域の経済に大いに貢献してくれています。

 高速道路も整備されて出入口の阿寒は、重要な第2の古本屋地帯になろうとしている。 自然の中の樹々に囲まれた静かな地域に、主に美術関係を扱う店が数軒出来て、 一緒に進出して来た骨董店、レストランとミックスして軽井沢のような地域になってきた。 温泉もあり何といっても釧路空港に近いのが、最大の利点であるようだ。

 一方、阿寒湖畔の各ホテルもこの釧路・阿寒の動きを黙って見逃すはずはなかった。 温泉街にも古本屋が出来て、老舗のあるホテルは2つある宴会場の1つをつぶし、ホテル内にちょっとした古書店街を作った。 神田の古本屋もテナントとして頑張っている。

 都心部の栄町にはさらに古書会館が出来て、内外から業者が集まり週に2日はセリ・交換会が行われている。 会館の2、3階は釧公大、釧教大、釧路短大、釧路高専のゼミの学外教室となり、交代でうまく使って交流を深めていた。 若い人もどんどんこの北大通周辺を闊歩するようになって、街が息を吹き返してゆくのが手に取るように分かった。
 周辺では急ピッチで若者向けのアパート・マンション、そして対照的ではあるが高齢者向けのマンションも建設中である。

 ここで古本屋街の各店を紹介してみよう。
 釧路駅前には鉄道・交通専門店の 「SL釧路」、少し行くと文学・郷土誌専門の 「サビタ書房」 と 「豊文堂書店」、 1本裏通りに写真・美術専門の 「キャパ書院」、SF・コミック・サブカルチャー専門の 「ウルトラアトム」、 十字街には絶版文庫専門の 「久寿里文庫」、MOOの中には自然関係、 特に鳥類が専門の 「鶴屋書房」と、鯨や魚類専門の 「鯨書房」・・・。

 ほかの映画館も紹介しよう。 小さいながら3館あります。
 名作と古いアニメ専門の 「釧路名画座」、「北8シネマ」 は古本・中古レコード・ビデオ・CD・DVDも販売し、洋画も上映しています。 「大人の映画館」 はそのまま、昔の日活映画を中心にちょっと色っぽい映画を上映、何とかやっています。
 ――いい時代になりました。

 (「釧路新聞」 平成17年 (2005年) 11月14日 (月) 付紙面より再録。 掲載にあたり、適宜段落空けを増やし句読点などを加えています)


  <現在の執筆者より>
 「俺が書いたやつで最高ケッサクだ!!」 「SFだって言ってんのに、真に受けてどこにそんなにたくさん古本屋があるんですかって訊いてきた、そそっかしいのがいたな」



                                          (2013年11月24日掲載)

                               過去の 「随筆再録」は こちら です。
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